トータスの革新
2024-09-30 14:07:37

トータスが進めるウエットスーツ素材の環境への取り組み

トータスが進めるウエットスーツ素材の環境への取り組み



株式会社トータスは、ウエットスーツの素材を進化させるべく、水性ラミネート加工技術に注力してきました。2017年から協力工場と共に、新たな水性接着剤の開発を行い、この取り組みを推進しています。特に2022年には、神戸市西区にあたる自社物流センター内に専用のラミネートルームを設け、環境要因に適した製造環境を整備しました。この施設のおかげで、柔軟性と強度を兼ね備えたウエットスーツの製造が可能となり、利用者により良い製品を提供するための基盤を作り上げました。

生産の拠点強化とリスクヘッジ



2023年には本社にも生産ラインを増設し、全ての素材が水性ラミネートに移行しても対応できる柔軟性を持つ体制を整えています。また、製造ラインを関東・関西に設けることで、自然災害や人手不足といったリスクに対する対策を講じており、生産能力の安定を図っています。このような体制は、これからの市場ニーズに応えるために欠かせない要素となっています。

新技術による快適な作業環境



従来の有機溶剤を使用したラミネート加工では、強い臭気がネックとなっていました。しかし、水性ラミネート加工の導入により、臭気を抑えつつ、安定した品質を維持することが可能になりました。この方法では、過度の換気が不要となり、湿度や温度の管理が徹底されるため、作業環境が改善されます。しかも、臭気がなくなったことで、新たに香料を加えることができ、現在ではほのかにココナッツの香りが漂う製品へと進化を遂げています。

海外市場への展開



トータスでは、日本と同様にオーダーメイドウエットスーツ文化を受け持つイタリアの地で開催されるEuropean Diving Show(EUDI)にも毎年出展。この展示会はマリン関連の中で最大規模を誇り、200社以上の企業が参加する中、唯一の日本企業としてその技術力と品質をアピールしています。 EUDIは国際的なマーケットでの認知度向上にも寄与しており、将来的なビジネスチャンスの拡大に繋がっています。

今後の展望と持続可能な発展



2024年以降、さらなる水性ラミネート加工が可能な商品が増えていく見込みです。トータスは、その取り組みを通じて、ボランティアオーガニズム(VOC)排出の抑制だけでなく、作業員の健康にも配慮し、持続可能な製品を提供する姿勢を崩しません。これにより、環境問題に対する積極的な回答を持ち続け、ウエットスーツ業界の未来を見据えたものづくりに取り組んでいくでしょう。私たちは、トータスの進化に注目し、持続可能な未来を共に考えていきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社トータス
住所
藤沢市大庭5451-1
電話番号
0466-87-4439

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