五島列島のブランドさつまいも「ごと芋」が初の殿堂入りを果たす

概要

長崎県五島列島で特産品として育てられているブランドさつまいも「ごと芋」が、『日本さつまいもサミット』で殿堂入りを果たしました。この咲く国のヒーローとも言えるごと芋は、3年連続で「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」に選出されており、その味わいの素晴らしさが改めて認められました。

受賞の背景

「ごと芋」は、長崎・五島列島で育つ安納芋を基にしたブランドで、五島の自社の畑や契約農家でのみ栽培されています。このお芋は、品種特有のねっとりとした濃厚な甘みが魅力で、味わい豊かな焼き芋として愛されています。近年、特にその味が評価され、2025年2月には『日本さつまいもサミット2024-25』において、殿堂入りするという快挙を成し遂げました。

この『さつまいも・オブ・ザ・イヤー』の受賞は、サツマイモの専門家による厳しい審査を通過する必要があり、全国のサツマイモ生産者が提出した書類をもとに行われる一次審査や生芋を用いたブラインド食味審査によって決定されます。これまでの3年間は同部門での受賞を続けたため、殿堂入りへの道が開かれたのです。

ごと芋の特徴

約18年前、五島のオリジナルさつまいもを作るという思いから生まれた「ごと芋」は、有機JAS認証を取得しており、栽培には島内の自社農場と提携した農家が関与しています。特にねっとりとした甘さを引き出すため、収穫後は約40日間の熟成作業が施されています。この過程が、砂糖を加えずとも自然の甘さを引き出す秘密となっています。

今後の展望

今後もごと芋は、五島列島の特産品として地元の名物を世界に広める役割を担っていくことでしょう。また、5月21日からの『さつまいも博』開催に伴い、さらなるプロモーションや新商品の開発も期待されます。

ごと株式会社について

「ごと株式会社」は、五島列島福江島に本社を持ち、「五島から、おいしさを届ける」という理念のもと、様々な食品を製造・販売しています。冷凍焼き芋やレトルトカレーなど、地元の食材を活かした商品づくりに努めており、五島独自の美味しさを広く知らしめることに力を入れています。今後も地域に根ざした企業として成長を続ける様子が注目されるでしょう。