ザハ・ハディドデザイン展の魅力
2021年10月から12月まで、東京のKarimoku Commonsで開催されている「ザハ・ハディドデザイン展」。この展覧会は、ザハ・ハディドが残した偉大な業績と、彼女のデザインスタジオであるザハ・ハディド・デザイン(ZHD)による作品を一堂に集めた貴重な機会です。
ザハ・ハディドの軌跡
ザハ・ハディドは1950年にイラクのバグダッドで生まれ、その後ロンドンに移住し、建築の道を歩みました。ハディド氏のデザインは、抽象的でありながらもダイナミックなラインを特徴としており、多くの重要な建築物とインスタレーションに影響を与えてきました。彼女は2004年にプリツカー賞を受賞したことで、建築界における女性の地位を大きく高めました。
展示作品の紹介
この展覧会では、ハディド氏の未建設モデルを含む建築作品が中心に展示されています。そして、ZHDが10年以上にわたって手がけた照明やカーペットなど、ジャンルを超えた作品群が一緒に展示されています。特に注目すべきは、ZHDがデザインした巨木のテーブルを用いた展示方法で、作品の魅力を最大限に引き立てています。
また、今回の展覧会ではカリモク家具との新プロジェクト「SEYUN(セイユン)」の紹介もあり、ここでしか見られない日本初の展示作品が多くあります。
岩本幸一郎氏とのコラボレーション
同展では、写真家の岩本幸一郎氏の作品も展示しています。彼の作品は、ザハ・ハディドのデザインに触発されたもので、静的な“椅子”と動的な“鳥”を対比させた独自の表現が強い印象を与えます。彼は「この作品がザハ・ハディドの素晴らしいコラボレーションを際立たせる表現になれば嬉しい」と語っています。
展覧会の詳細
- - 会期: 2021年10月13日 - 12月3日
- - 開館時間: 12:00 - 18:00
- - 会場: Karimoku Commons Tokyo
- - 住所: 東京都港区西麻布2丁目22-5
入場には予約が必要な場合がありますので、詳細は公式ウェブサイトで確認してください。日本で彼女の作品とその影響を直接体験できる貴重な機会です。非常に進歩的で実験的なデザインに触れることができるこの展覧会をお見逃しなく!