年賀状文化の実態
2012-12-19 12:10:02

年賀状文化の実態を探る!デジタルポストの調査結果発表

年賀状文化の実態を探る!デジタルポストの調査結果



デジタルポスト株式会社は、年賀状に関する全国調査を実施し、その結果を発表しました。20歳から59歳の男女500名を対象に行われたこの調査の背景には、インターネットの普及に伴う手紙やはがき文化の変化があります。情報化社会が進む中で、手紙やはがきを介した心温まる交流が少なくなってきていると言われており、年賀状だけはこの文化を今なお継承している存在として注目されています。

調査方法と結果



調査は、インターネットを通じて行われ、期間は2012年11月15日から16日の2日間で、500件のデータを収集しました。調査項目として、前年に送った年賀状の方法や、作成時の悩み、今年の年賀状を送る予定かどうかに関するものなどがあります。

年賀状の送信方法



調査の結果、前年に年賀状をどのように送りましたかという質問に対し、97.2%の回答者が「はがきで送った」と答えました。これは、年賀状が依然として「はがき」での挨拶文化として根強いことを示しています。一方、電子メールを利用したと答えたのは26.2%、SNSを通じて送った方はさらに少なく、オンライン年賀状サービスを利用したのはなんと1.8%とわずかでした。

この結果から、伝統的な年賀状スタイルが支持される中でも、新しい送信方法の浸透はまだ不十分であることが伺えます。特にSNSの登場によって、次第に変化が期待される所です。

年賀状作成の悩み



年賀状を作成する際に、大変だと感じることを尋ねたところ、最も多かったのは「デザインを考えること」で44.8%、次いで「時間がかかること」が40.2%という結果でした。手軽にパソコンを使える時代にあっても、デザインの選択肢の多さが逆にプレッシャーを生んでいるようです。また、文面を考えることが大変だと感じている方も29.8%おり、相手によって変更する必要があるため、一層負担に感じているようです。

今年の年賀状予定



今年の年賀状を送る予定があるかどうかという質問には、86.6%の人が「はい」と回答しました。年賀状作成が手間だと感じながらも、やはり多くの人がこの伝統を重んじていることが分かります。また、何通送る予定かという問いには、31~50通が21.9%、11~20通が20.1%となり、個人で多くの枚数を送る方もいらっしゃることが明らかになりました。

年賀状への思い



年賀状をもらった際の感想についての質問では、71.8%が「嬉しい」と回答し、合計93.6%の人がポジティブな印象を持っています。年賀状のやり取りが苦労を伴う一方で、それが感謝や思いやりの表れとして受け取られているのでしょう。

デジタルポスト株式会社の取り組み



デジタルポストでは、手軽さと温かみのある交流を両立させるために、郵送できるサービスを提供しています。テンプレートの充実や簡単な利用方法を追求することで、年賀状作成のストレスを軽減し、多くの人に楽しい経験を提供できるよう努めています。

デジタルポストの代表取締役である磯村康典氏は、年賀状文化の大切さを強調し、今年の年賀状作成が多くの方にとって楽しめる時間になることを願っています。

年賀状文化は、厳しい現代社会の中でも、まだ消えておらず、新たな形で進化しながら生き続けています。これからも、多くの人にとって、年賀状が特別な意味を持ち続けることを期待したいです。

会社情報

会社名
デジタルポスト株式会社
住所
東京都千代田区永田町2-17-3住友不動産永田町ビル1F
電話番号

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