ヤモリー導入の効果
2025-06-05 10:32:14

さくらインターネットが導入した脆弱性管理クラウド「yamory」の全貌

さくらインターネットが脆弱性管理クラウド「yamory」を導入



近年のデジタルサービスの急速な進展は、ITインフラを支えるサービス事業者にさらなるセキュリティ強化を求めています。特に、さまざまなユーザーに利用されているホスティングサービスでは、持続可能で堅固なセキュリティ管理体制を構築することが不可欠です。このような背景の中、さくらインターネット株式会社は、株式会社アシュアードが提供する脆弱性管理クラウド「yamory(ヤモリー)」を導入することを発表しました。

脆弱性対策の重要性



最近のサイバーセキュリティの問題や、ITシステムの脆弱性がもたらす影響は計り知れません。攻撃手法の多様化と巧妙化が進み、企業や学術機関、個人の情報漏洩を含むリスクが増加しています。これに対抗するために、堅牢なセキュリティ対策は今や企業の最優先課題となっています。

さくらインターネットは、そのクラウドサービス「さくらのレンタルサーバ」を通じて、この脆弱性管理を強化し、開発スピードも向上させるための実証実験を行いました。グループ企業であるアイティーエム株式会社と協力して、yamoryを活用した新しいサービス開発に向けた取り組みが進められ、開発プロセスの効率化が図られました。

yamoryの特徴と利点



yamoryは、デジタルシステムの脆弱性を自動的に検知し、その管理や対策が可能なクラウドサービスです。このサービスは、クラウドからオンプレミスまで対応する幅広い脆弱性管理を行い、さらにソフトウェアのSBOM(Software Bill of Materials)対応もオールインワンで提供しています。これにより、複雑化するITシステムに対する網羅的な脆弱性対策が容易になります。

実証実験の結果、yamoryを導入することによって、従来の脆弱性管理に求められる工数が大幅に削減され、開発者の負担が軽減されることが明らかになりました。この結果として、さくらインターネットは、開発生産性の向上にも寄与することを確認し、正式に「さくらのレンタルサーバ」へのyamoryの導入を決定しました。

まとめ



さくらインターネットが発表したyamoryの導入は、脆弱性管理の新たなステージを切り開くものといえます。これにより、企業はより安全なIT環境を築くことが可能となり、利用者に対して安心してサービスを提供できると期待されています。これからもセキュリティ対策の進化が求められる中、yamoryはその一助となることでしょう。

また、株式会社アシュアードは「信頼で、未知を拓く。」を企業理念に掲げ、サイバーセキュリティの分野で新しい価値を提供しています。今後も、Visionalグループとしてデジタルトランスフォーメーションを推進していく中で、セキュリティ対策の重要性がますます高まることが予想されます。


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会社情報

会社名
Visional
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東京都渋谷区渋谷2-15-1渋谷クロスタワー
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