電通とWHILLが創造する新しいまちの体験
株式会社電通が、近距離モビリティ「WHILL」と提携して新たな体験価値を創出するワークショップ「ウィルでミライクエスト」を発表しました。このプログラムは、移動の楽しみを広げ、障害の有無や年齢に関係なく、誰もがアクセスできる新しい未来を描くことを目指しています。
近年、急速に進行する高齢化社会と多様性への配慮を必要とする現代において、移動手段の充実はますます重要性を増しています。65歳以上の人口が増える中で、2024年には新たな障害者差別解消法が施行されることもあり、企業が取り組むべき課題が明確になっています。電通はこれに応じて、DEI(多様性・公平性・包摂性)施策を強化し、障害のある方々が快適に過ごせる社会の実現を目指しています。
新しいワークショップ「ウィルでミライクエスト」
「ウィルでミライクエスト」は、参加者がWHILLに乗り、身近な場所をクエストすることで新たな視点や気づきを得ることができるプログラムです。これにより、参加者は普段通りの場を新しい体験の場として再発見し、未来の社会像をよりインクルーシブに描くことができます。
プログラムでは、アート鑑賞や観光、スポーツ観戦など、様々な活動をWHILLを介して体験します。その過程で、参加者同士やWHILLユーザーとの対話を通じて、異なる視点や意見を交わし合うことで、より創造的なアイデアが生まれることを狙っています。
目的とビジョン
このプログラムは、単に移動手段を提供するだけでなく、参加者に新しい体験や感動を提供することを重視しています。例えば、買い物や観光といった日常的な活動も、WHILLに乗ることで大きく変わり、さらにはインクルーシブなまちづくりやイベントの企画などにもつながります。
電通は、今回の活動を通じて得られた知識を基に、今後もWHILL社と連携して、誰もが自由に移動し楽しむことができる環境作りに貢献することを約束しています。また、このような活動を広く推進することで、社会課題の解決に寄与することを目指しています。
最後に
「ウィルでミライクエスト」は、技術だけでなく人間の視点を重視し、より良い未来を共創するための第一歩です。電通とWHILLが協力して新しい移動のカタチを提供することで、あらゆる人々が共に楽しめる社会の実現を目指します。未来の移動体験がどう変わっていくのか、参加者自身の目で体験し、感じてもらいたいです。