アシスト、ユニバーサルAIプラットフォーム『Dataiku』を導入
株式会社アシストは、2025年7月10日からユニバーサルAIプラットフォーム『Dataiku』の提供を開始することを発表しました。このプラットフォームは、データ分析とAI導入に関する全工程をカバーするもので、データを活用してビジネスの価値を最大化することを目的としています。
データ活用の新時代
データとAIの利用が進む中、組織内でのデータ活用が円滑に行われる環境を構築することが急務となっています。アシストは、ビジネスユーザーから専門家まで多様なスキルレベルのユーザーが協力しながらデータを駆使できるよう、「Dataiku」を通じてその基盤を提供します。
『Dataiku』の機能とは
Dataikuは、データの準備や分析、機械学習モデルの構築から、生成AIの実装、さらには運用管理やガバナンスに至るまで、すべてのプロセスを一元的に管理することができます。具体的には、以下の特徴があります:
1.
全工程の一元管理
データの準備から可視化、機械学習モデルのデプロイまで、一つのプラットフォームで手軽に管理できます。これにより、異なるツールを使い分ける必要がなくなり、リソースの最適化が図れます。
2.
柔軟なプログラミング環境
ノーコード、ローコード、フルコーディングといった異なるアプローチによる開発が可能で、ユーザーのスキルやプロジェクトの要件に応じて作業スタイルを選択できます。
3.
パフォーマンスの最適化
プッシュダウンアーキテクチャにより、データのある場所で処理を行うため、大規模なデータプロジェクトでも高いパフォーマンスで処理が可能。これは、既存のデータ基盤のリソースを最大限に活用する上で重要です。
4.
コラボレーションの強化
チーム間での情報共有やコミュニケーションを円滑にする機能も搭載。タスク管理や進捗の可視化により、組織を超えた効果的なコラボレーションが実現します。
5.
エンタープライズレベルのセキュリティ
ユーザーごとのアクセス制御や監査の機能により、安全にデータを活用できる環境が整っています。これにより、プロジェクトの信頼性も高まります。
6.
学びやすさ
学ぶための教材やコミュニティも用意されており、ユーザーは独自のトレーニングメニューを使って基礎知識を短期間で習得可能です。
未来への展望
アシストは、Dataikuを通じて国内企業20社の導入を目指しています。この新たな提携関係を基に、日本企業のデータ活用を加速させ、国際競争力の向上に貢献することが期待されています。
Dataiku Japan株式会社からも、アシストとの提携を高く評価するコメントが寄せられています。彼らはアシストのBIツールの実績と専門的なエンジニアの技術力に期待を寄せ、データ活用の民主化に向けて力を合わせていく意向を示しています。
結論
『Dataiku』は、今後のデータとAIの活用において鍵となるプラットフォームです。企業はこの技術を利用することで、より迅速かつ効果的にデータを活用し、競争力を高めていけると考えられます。
アシストが提供するこのプラットフォームにより、日本のビジネス環境が大きく変わることが期待されます。