聖マリアンナ医科大学、TriNetXネットワーク加入で先進医療環境を強化へ

聖マリアンナ医科大学、TriNetXネットワーク加入を発表



2024年11月11日、神奈川県に位置する聖マリアンナ医科大学は、米国マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を持つTriNetX, LLCが運営する医療機関のグローバルネットワークに参加することを表明しました。これにより、同大学は210以上の病院グループからなる大規模な医療データのネットワークを活用し、臨床研究や製薬企業主導の臨床試験を促進することを目指しています。

TriNetXの役割と利点



聖マリアンナ医科大学の臨床研究データセンターを率いる山野嘉久センター長は、TriNetXの機能によって医療の現状を迅速に把握できることを強調しました。「TriNetXを活用することで、私たちが抱えるクリニカルクエスチョンを探索し、世界の医療状況を素早く理解することが可能です」と説明し、教職員や学生に対する活用法の教育が重要であると述べました。

さらに、TriNetXの広範なグローバルネットワークとリアルワールドデータを最大限に活用することで、臨床研究が盛んになるだけでなく、最新の治療機会を多くの患者に提供できる期待も寄せられています。新しいツールを駆使しながら、医療の発展に貢献する意気込みが伺えます。

TriNetXとの連携の意義



TriNetXの日本カントリーマネージャー、若林昭吾氏は、臨床研究が医学の知識を向上させ、患者の治療成績を改善する重要性についても語りました。「聖マリアンナ医科大学の研究能力を強化し、より多くの治験を受託することで、本校がより良い医療を提供できるようになることを期待しています」と述べ、TriNetXネットワーク加入の意義を強調しました。

これからの取組み



聖マリアンナ医科大学がTriNetXネットワークに加わることで、日本及びアジア太平洋地区におけるTriNetXの成長が証明された形となります。同大学は、今後も地域に根ざした医療活動を継続し、教育や研究に関する新たな取り組みを進めていくことが期待されています。

聖マリアンナ医科大学の概要



聖マリアンナ医科大学は、神奈川県川崎市に位置し、大学附属病院や複数の指定管理病院を運営しています。2021年には50周年を迎え、2023年には新しい入院棟をオープンし、さらに2025年には新外来棟とエントランス棟を新たに開設予定です。これにより、同大学の医療サービス向上が図られています。地域医療の中核を担う中で、これからの50年間も活発な活動を続けていくことでしょう。

聖マリアンナ医科大学は、今後も進化し続ける医療環境と研究環境を求めて、さらなる挑戦を続ける決意を示しています。今後の活動に目が離せません。

会社情報

会社名
TriNetX, LLC
住所
125 Cambridgepark Drive, Suite 500Cambridge, MA 02140 USA
電話番号
857-285-6037

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