医療の未来と国際協力
2024-08-28 16:34:08

少子化時代の医療を考える、新しい国際協力のカタチとは

日本の医療の未来を見据えた新たな挑戦



少子化が進行する日本において、医療分野にもさまざまな課題が浮かび上がっています。特に、小児医療においては、新たな医師や看護師が必要とされる中、現場での経験値が不足していることが悩みのタネです。しかし、そんな日本の医療の未来に光をもたらす新たなプロジェクトが発表されました。国際医療NGO「ジャパンハート」が、医療者たちの海外派遣規模を拡大し、新病院の開院に向けた取り組みを進めているのです。

このプロジェクト「JHメディカルチームfor ASIA」では、ジャパンハートが拠点を持つカンボジアやミャンマーに、日本の医師や看護師を派遣し、現地の医療者を育成することを目指しています。これにより、医療者自身のスキルや経験が高まり、またそれが日本の医療にも良い影響を与えるという新たなサイクルが生まれることが期待されています。

開発途上国での経験が日本に還元される



ジャパンハートは2004年の設立以来、5,000名以上の医療者を海外に派遣し、継続的な国際協力を行ってきました。一般的には、「国際協力」は先進国が途上国に支援を行うものと捉えられがちですが、ジャパンハートはその枠を超え、医療者が現場で磨いた技術や視点を日本の医療に還元できるとして、新たな価値を創出しようとしています。

特に、少子化の影響を受ける小児医療の現場では、症例が少なく、専門医の育成が困難になっています。その一方で、途上国では多くの子どもたちが医療を必要としているため、医療者が限定されたリソースの中で幅広い症例に触れることができる貴重な環境が整っています。ジャパンハートは、この状況を積極的に活用し、医療者自身が患者やその家族にしっかりと向き合うことで、医療者としての姿勢を見直し、成長を促しています。

具体的な派遣計画と目標



現在、ジャパンハートは派遣規模を拡大するために、年間で医師や看護師、助産師などの専門職を数名程度派遣することを目標としています。特に小児科、産婦人科、総合内科などの医師、看護師20名、助産師15名、そして各種コメディカル(薬剤師、放射線技師、臨床検査技師)も若干名を目指しています。この目標達成のために、広報活動を強化し、リクルート活動を積極的に行っていく予定です。

また、ジャパンハートでは今後、医療者向けの説明会も開催予定です。「国際医療メディカルチーム募集説明会」は9月19日に実施され、医師向けの特別セミナーも準備中です。日本の医療の未来を見据えたこの取り組みが、どのように進展していくのか、今後の動向が楽しみです。

結論



この新たなプロジェクトは、医療者が国際的な舞台で成長し、その成果が日本の医療に還元されるという、新しい国際協力の形を実現させるものです。少子化による医療課題に対して、柔軟で対応力のある医療者が日本の未来を切り拓く希望となることを期待しています。


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会社情報

会社名
.css-zir7v7{font-size:15px;font-weight:600;line-height:1.5;color:rgba(0, 0, 0, 0.7);}認定NPO法人ジャパンハート
住所
東京都台東区寿1-5-101510ビル 3階
電話番号
03-6240-1564

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