ライフキャリア教育の進展
2025-01-15 10:56:18

ライフキャリアデザイン教育で中高生の意識を変える!スリールの新たな取り組み

ライフキャリアデザイン教育で中高生の意識を変える!



スリール株式会社(東京都文京区)が実施した新たな取り組みが、家庭科授業を通じて中学生や高校生の意識に大きな影響を与えた。2024年度には、こども家庭庁が策定した「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン」に基づく事業を受託し、地域の特色を生かした人材育成を目指す活動を開始。とはいえ、今回は中学・高校の生徒を対象に、ライフキャリア教育の必要性と実施内容を詳しくご紹介する。

中・高校向けライフキャリア教育の必要性



厚生労働省が発表した人口動態統計によって、2024年の出生者数は前年同期比6.3%減の32.9万人にとどまることが示された。さらにこのまま少子化が進むと、2050年には日本の人口が1億人を下回る可能性もある。特に注目すべきは、若者が結婚や子育てに対して希望を持てなくなっている現状である。なんと、男女共に「未婚者の平均希望子ども数」が急激に減少していることが浮き彫りになった。

だからこそ、若い世代が前向きに子育てを考える環境づくりが急務であるといえる。これまでスリールは、大学生を対象にした「ワーク&ライフ・インターン」プログラムを通じ、彼らが自身の理想のライフスタイルを描く手助けをしてきたが、このプログラムは大学生という限られた層にのみ向けられていた。そこで、中学・高校の家庭科の授業内でライフキャリア教育を導入する必要性を感じたのだ。

最新の授業実施と成果



ここで実施された教育プログラムは、三田国際学園中学校と品川女子学院高等部において行われ、特にパートナーシップや結婚、子育てに関する意識の変化が顕著に現れた。

三田国際学園中学校におけるパートナーシップ意識

授業前のアンケートでは「結婚したいか」という質問に対し、なんと40%もの生徒が「分からない」と回答。これは日本の若者の結婚に対する意識の低さを反映している。しかし、授業後には80.8%の生徒が前向きな気持ちに変化しており、結婚に関する意識の大きな改善が見られた。これにより、生徒たちが実際に結婚や家庭を意識し始めたことが確認できたのだ。

子育てに対する意識の変化

さらに「子どもを持ちたいか?」の質問に対しても、授業後に83.4%が肯定的な回答を示し、実施前の49%から大きく増加した。子育てに対する意識がポジティブに変わった結果として、多様なキャリアやライフスタイルの選択肢に気づく生徒が増えたということだ。

意識改善の理由


生徒たちが授業を通じて気づいたのは、結婚や子育てにはさまざまな形があり、障壁は学ぶことで克服できるということ。自身の将来を前向きに設計するための具体的な例を学ぶことで、生徒たちの不安が軽減された。

ある生徒は「子育てをしていても自分の時間が持てるということを知り、安心した」と語り、具体的な体験談や支援制度についての理解が生徒たちの未来に対する希望を増やした。

今後の取り組み


スリール株式会社では、こうした取り組みを今後さらに充実させていく考えだ。具体的には、家庭科の授業で多様な働き方や子育て支援制度を学ぶ機会を増やし、ライフキャリアの知識を早い段階から提供したい。また、さまざまなキャリアの選択肢を提供できるよう、ロールモデルの事例を共有していく計画も進行中である。このような教育の充実は、結婚や子育てに対する前向きな意識育成として機能し、さらなる少子化対策に繋がると期待されている。

代表取締役 堀江 敦子の見解


スリールの堀江敦子代表は、長年の教育活動を通じて、ライフキャリア教育の重要性を強調する。特に中学生・高校生を対象にした取り組みが、彼らの未来の選択に与える影響の大きさを実感したという。「若い世代がポジティブに未来を考えられるようになることで、少子化問題を解決していきたい」と語る彼女の言葉には、自らの使命感が感じられた。このような教育の進展が、社会全体の意識改革につながることを願ってやまない。と記載する。

まとめ


スリール株式会社によるライフキャリア教育の導入は、少子化問題の背景に潜む意識の変化をもたらす可能性を持っている。今後の取り組みが、より多くの若者に影響を与えることを期待し、教育現場での実施を拡大していく必要性が求められている。


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