万博で響く未来の音
2025-07-25 10:51:41

バイオプラスチック製パイプオルガン、万博で音楽と環境意識を融合

未来の音楽がここに:バイオプラスチック製パイプオルガン



2025年の大阪・関西万博において、一般社団法人西日本プラスチック製品工業協会が制作した世界初のバイオプラスチック製パイプオルガンが登場します。この楽器は、音楽と環境への配慮を融合させた象徴的な作品です。万博開催の8月19日から25日の間に、それを演奏するのは14人の才能ある奏者たち。特に、1970年大阪万博でキリスト教館でのオルガン演奏者として知られる住山玖爾子氏も参加します。

音楽と環境意識の架け橋



このパイプオルガンは、新たな循環型素材「バイオプラスチック」を用いており、現在の持続可能な未来を見据えた作品として特別な存在です。1970年当時のオルガンでは、日本の伝統素材である「竹」をパイプに使用した経緯がありますが、55年の時を経て、今度はバイオプラスチックによってその歴史は継承されつつ、新たな可能性が秘められています。

エンジニアリングとアートが融合したこのオルガンは、音響設計の最前線に立つ存在です。「オルガンの本質的な響きをバイオプラスチックで再現した」という評価を受けた、オルガンビルダーの都留裕幸氏の言葉からも、その歴史的価値が伺えます。

演奏者たちの多彩な音楽



演奏者たちは、クラシックからポップスまで多彩な音楽を奏でます。その中には、ジャズピアニストやオルガニストたちが含まれ、各々の独自のスタイルや技術が披露される場となります。特に、石川まぎ氏や住山玖爾子氏などの著名な奏者たちが参加することにより、音楽ファンにとっては見逃せないイベントとなることでしょう。

また、演奏時間や曲目の詳細は、事前に公式ウェブサイトで発表される予定です。参加者は、バイオプラスチックについて学び、体験し、音楽を通じてその意義を感じることができる貴重な機会となります。

ハーモネイト:未来を奏でる



このパイプオルガンの名前は「ハーモネイト(Harmoneight)」であり、技術・自然・人間・音が調和して共存することを意味しています。制作にはプラスチック製造企業の「8社」が協力しており、これにより持続可能な未来を視野に入れた楽器が誕生しました。

音楽は私たちの心に響くだけでなく、私たちが未来に何を求め、何を重んじるべきかを問いかける力を持っています。この「ハーモネイト」は、技術と芸術、伝統と革新を結びつける新しい起点となることでしょう。

万博では、18社が参加してバイオプラスチック製品も展示されます。音楽と技術、環境意識が結集したこの空間で、あなたも未来の文化と触れ合い、また新たな発見をすることができるでしょう。

ぜひ、万博での体験を通じて、持続可能な社会への意識を育んでいただきたいと思います。音楽がもたらす感動を、未来の力と共に感じましょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人西日本プラスチック製品工業協会
住所
大阪府大阪市西区新町1-3-12四ツ橋セントラルビル6階
電話番号
06-6538-6100

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