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LINEで簡単予約！病児保育施設「あずかるこちゃん」が受賞

病児保育施設をLINEで予約できる新サービス「あずかるこちゃん」が、なんとキッズデザイン賞奨励賞を受賞しました。この受賞は、これまでの病児保育の概念を覆す革新的な試みと言えます。

開発の背景とは？

厚生労働省によると、待機児童数は昨年10月時点で前年比7,700人も増加しており、共働き世帯にとっては厳しい現実が続いています。特に、病気の子どもを他の子どもと同じ場所に預けることができないため、家庭内での対応が必要になっています。これにより、親が仕事を休まざるを得なくなるケースが多く、育児と仕事の両立が難しい状況です。

しかし、多くの病児保育施設はアナログな方法で運営されており、空き状況の確認や予約が困難でした。そのため、利用率は30.5％という低迷した数字にとどまっています。この状況を改善すべく、現役産婦人科医の園田氏が「身体が辛い子どもを抱えつつも、安心して働ける社会を実現したい」という思いから「あずかるこちゃん」を開発しました。

あずかるこちゃんの機能について

この予約システムは、次の3つの機能を備えています:

1. LINEでの即時予約: 保護者は、24時間いつでも簡単に病児保育施設を予約できます。
2. 情報のスムーズな共有: 必要な情報を事前に入力することで、書類作成が不要になりました。
3. 実績のあるサポート体制: このシステムは現役の小児科医と産婦人科医のチームによって開発されており、安心感があります。

また、業界を変革する可能性を秘めたビジネスモデルの特許も取得しているため、今後のサービス展開が期待されます。

利用者からの声

現在、あずかるこちゃんはβ版を2つの保育施設で運用中で、120人の保護者が利用しています。利用者からは「オンラインで24時間予約できるのは本当に助かる」「事前情報の入力で手間が省けた」といった高評価を受けています。また、導入施設のスタッフからも「朝の電話対応が減ったので、保育に集中できる」との声が上がっています。

キッズデザイン賞とは？

キッズデザイン賞は、子どもやその育成に配慮した製品やサービスを顕彰する制度です。今回の受賞理由は、デジタル技術を利用した利点により複数の社会的メリットを生み出すことが高く評価された結果です。受賞部門は「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」で、個人や家庭向けのサービスとして「奨励賞」を受けました。

未来に向けた取り組み

今後もCI Inc.は「未来につながる子どもたちと、育児に関わる全ての人に安心と快適を届ける」べく、医療、保育、テクノロジーの融合を軸にサービスを開発していくとしています。

本社は東京の中央区に位置し、2017年に設立された同社の代表、園田氏は医療と育児の両面での専門家です。今後も、より多くの家庭がこのサービスを利用し、仕事と育児の両立がよりスムーズに行える社会が実現できることを願っています。

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