水上交通の未来
2021-04-21 14:00:08
広島で進化する水上オンデマンド交通の新プロジェクト
広島の新たな水上交通の取り組み
広島県の大崎上島町で、株式会社エイトノットの取り組みとして水上オンデマンド交通の実証実験が行われます。この実験は、瀬戸内海に点在する700以上の離島の住民にとって、生活の利便性向上を目的とした重要なインフラです。特に、30万人以上の島民にとって水上の移動手段は不可欠であり、これに対する期待が高まっています。
水上モビリティの役割
現在、瀬戸内海は多くの島々が存在し、これらの島で生活する人々の移動手段が求められています。エイトノットは、EVロボティックボートを活用して水上交通システムを開発し、その実証試験に取り組んでおり、物流や人々の生活を支える新たな選択肢を提供することを目指しています。このボートは、環境にやさしい電気駆動のため、持続可能性を考慮した交通手段でもあります。
D-EGGS PROJECTとの連携
この実証実験は、広島県が推進する「ひろしまサンドボックス」の一部として位置づけられています。「D-EGGS PROJECT」として知られるこのイニシアティブは、革新的なアイデアを探求し、コロナ禍の新たな生活様式を再考することを目的としています。このプロジェクトでは、全国から募集した391件の応募の中から、評価を基に選定された30件のアイデアが実証実験に進みます。エイトノットのプロジェクトもその中の一つであり、地域のニーズに応えつつ新しい交通体系の構築を目指しています。
実証実験の内容とスケジュール
実験では、住民のニーズを深掘りし、社会に適用できるかどうかの環境調査も行います。そして、2023年内には物流分野でのサービス開始を予定しており、今後の発展に期待が寄せられています。また、実証実験の期間は2021年4月下旬から10月中旬を予定しており、その後の成果発表会も計画されています。この発表会は地域や企業の連携を強化する重要な場となります。
株式会社エイトノットについて
エイトノットは2021年に設立された比較的新しい企業で、EVロボティックボートと水上交通システムの開発を手がけています。代表の木村裕人氏とCTOの横山智彰氏が中心となり、大阪を拠点に活動。公式ウェブサイトやSNSを通じて情報発信も行っています。今後の水上交通システムの展開に関心が高まります。
まとめ
瀬戸内海の島々の住民の移動を可能にする新しい水上オンデマンド交通の実現に向け、エイトノットが挑戦しています。この取り組みが、地域の課題を解決し、より良い生活環境を提供することが期待されます。新しい技術と地域のニーズを結びつけるこの実証実験から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社エイトノット
- 住所
- 大阪府堺市北区長曽根町130番地42 S-Cube本館313号室
- 電話番号
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