RecCloud AI文字起こし機能の進化
2025年6月30日、RecCloudはそのAI文字起こし機能の新しいバージョンを発表しました。本アップデートでは、「話者識別機能」と「要約テンプレート機能」が新たに追加され、以前にも増して効率的に音声コンテンツを文書化できるようになりました。
新機能の背景
ビジネスシーンにおける音声や動画コンテンツが増加し、整理された文字起こしが求められる中、特に以下のようなニーズが高まっています。
- - 複数話者の発言を正確に区別したい。
- - 目的に応じて最適な要約形式が必要。
- - 文字起こしデータを効率よく活用したい。
これらのニーズに応える形でRecCloudは新機能を開発しました。
新機能の詳細
1. 話者識別機能
この機能では、最大15名までの話者を自動で識別し、発言を明確に区分します。各話者は「発言者1」「発言者2」のように表示され、発言者が切り替わる際もその変化を正確に把握できます。これにより、複雑な会話の中でも発言者を混同することがなくなります。
2. 要約テンプレート機能
RecCloudは、6種類の要約テンプレートを提供しており、利用者が求める情報を効果的に整理できます。以下のタイプがあります:
1.
詳細:全文書き起こしし、重要ポイントをハイライト。
2.
簡潔:要点を中心にまとめ、概要を把握しやすくします。
3.
会議録:決定事項やアクションアイテムを整理。
4.
製品説明:商品特徴やセールスポイントを明瞭に伝えます。
5.
ビジネス:事業内容や市場分析の要約。
6.
スピーチ:キーメッセージの抽出や結論の整理。
対応フォーマットと制限
新たに追加されたAI機能は、さまざまなフォーマットに対応しています。対応するファイル形式には、MP4、MOV、M4Aなどがあり、最大処理時間は5時間、動画の場合は4GBまで、音声は500MBまでとなっています。また、登録ユーザーには1回の無料体験も提供されています。
利用シーン
1. ビジネス用途
- - 会議や商談の議事録を作成。
- - インタビュー記録の整備。
- - セミナーや講演の文字起こし。
2. 研究・教育分野
- - 研究インタビューの書き起こし。
- - 講義内容の文字化。
3. メディア・コンテンツ制作
- - インタビュー記事の作成。
- - ポッドキャストの文字起こし。
- - 動画コンテンツの字幕作成。
操作手順
RecCloudの操作は非常にシンプルです。まず、音声や動画ファイルをアップロードするか、リアルタイムでの録音も可能です。次に、話者識別の有無や要約テンプレートのスタイルを選択し、AI処理が自動的に行われます。処理が完了すると、結果を確認・編集でき、必要に応じてエクスポートすることも可能です。さらに、翻訳機能もあるため、他の言語への翻訳も簡単にできます。
期待される効果
本機能の追加により、文字起こし作業が大幅に効率化され、会議効率も向上します。音声データを有効に活用することで、情報の共有や国際会議での利便性が高まります。
価格と今後の展開
RecCloudは無料お試しがあり、週間プランは1680円から利用できます。また、商用年間プランもあり、今後はボタン一つで音声の翻訳が可能になるなど、さらなる機能の充実を予定しています。また、デスクトップ版やアプリ版も開発中と言います。
会社概要
RecCloudを開発しているのは株式会社Apowersoftで、AI駆動型マルチメディアサービスを提供しています。詳細な情報を知りたい方は、
RecCloud公式サイトやSNSを探してみてください。