モデルナ、パンデミックインフルエンザワクチン開発加速へ!BARDAから1億7600万ドルの資金提供

モデルナ、パンデミックインフルエンザワクチン開発加速へ!BARDAから1億7600万ドルの資金提供



モデルナは、米国保健福祉省の生物医学先進研究開発局(BARDA)から1億7600万ドルの資金提供を受け、mRNAベースのパンデミックインフルエンザワクチンの開発を加速させることを発表しました。この資金は、鳥インフルエンザウイルス(H5型)に対するパンデミックワクチンの承認取得を早めるための後期開発を支援します。

鳥インフルエンザは、近年、高感染性で重症の変異株が流行し、人への感染リスクが高まっていることが懸念されています。モデルナは、この脅威に対抗するため、迅速に対応可能なmRNA技術を活用し、効果的で安全なワクチンの開発を目指します。

モデルナのCEOであるステファン・バンセル氏は、「mRNAワクチン技術は、感染症発生時の迅速な対応において、効果、開発速度、生産の拡大性、信頼性という利点を有しています。これはCOVID-19パンデミックで証明されました。モデルナはBARDAとの協力を通じて、世界中の公衆衛生を支援し、新たなパンデミックの発生に備えることができることを嬉しく思います」と述べています。

モデルナは、すでにパンデミックインフルエンザワクチン候補(mRNA-1018)の第1/2相臨床試験を実施しており、2024年には結果が得られる予定です。これらの結果に基づき、第3相臨床試験を計画する予定とのことです。

今回の資金提供は、米国保健福祉省(HHS)からのもので、その他の取引(OT)番号は75A50123D00005です。

モデルナとは?



モデルナは、mRNA医薬品の分野における革新的なリーダー企業です。mRNA技術を活用し、病気の治療法と予防法を根本的に変えることを目指しています。COVID-19ワクチンの開発は、その代表的な例です。

モデルナのmRNAプラットフォームは、感染症、免疫腫瘍学、希少疾患、自己免疫疾患の治療薬やワクチンの開発を可能にしています。

今後の展開



モデルナのパンデミックインフルエンザワクチンは、今後、臨床試験を経て、早ければ2025年にも実用化される可能性があります。このワクチンが実用化されれば、世界中の多くの人々の命を救うことができるでしょう。

モデルナの取り組みは、パンデミックに対する備えを強化し、将来の感染症の脅威から人々を守るために不可欠な役割を果たすと期待されています。

トピックス(科学)

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