顧客体験の革命をもたらす「+PLUS MIRROR」
2023年10月17日(金)、京都にグランドオープンした「FREAK'S STORE京都」において、パーフェクト社のAI服試着APIを搭載した体験型ミラー「+PLUS MIRROR」が導入されました。この最新のテクノロジーは、来店されたお客様がミラーの前に立つだけで、様々なアイテムやコーディネートをバーチャルに試着できるという斬新な体験を提供します。
体験型ミラー「+PLUS MIRROR」とは?
「+PLUS MIRROR」は、AIによるカメラレコメンド、フェイス・パーソナルカラー診断、ファッション診断など多彩な機能を備えた体験型サイネージミラーです。顧客は、実際の衣服を手に取ることなく、鏡越しに自分の姿を確認しながら、様々なスタイルを試すことができます。これにより、リアルな試着体験に近い形で購入前の不安を軽減することができ、さらにオンラインショップなどでのエンゲージメント向上にも寄与します。
このシステムは、2022年3月にサービスを開始し、高さ約2メートル、幅約1.2メートルという迫力のある筐体により、訪れる人々に特別な没入感を提供してきました。また、2022年にはデジタルサイネージコンソーシアムが主催する「デジタルサイネージアワード2022」で優秀賞を受賞するなど、その技術力が評価されています。
パーフェクト社のAI服試着API
パーフェクト社が「+PLUS MIRROR」に提供しているAPIには、「AI服試着ツール」と「AI顔交換ツール」があります。AI服試着ツールでは、ユーザーが撮影した写真から瞬時に様々なデザインやカラーの衣服を試せるため、リアルな試着体験を提供します。これにより、顧客は購入のプロセスをより楽に行うことができるようになります。
一方、「AI顔交換」機能は、複数の顔をリアルに入れ替えられるユニークなサービスで、エンターテインメント性を持ちながら、さまざまなシーンでの楽しみを提供しています。
今後の展望
パーフェクト社の日本事業責任者・磯崎順信は、「FREAK'S STORE京都でのAI服試着APIの活用を非常に光栄に思っています。この取り組みを通じて、販売店舗のコンセプトや規模に応じた段階的な拡張が可能であり、今後新しい機能や魅力をお届けしていきたい」と語ります。このように、リアル店舗とデジタル技術の融合が進むことで、今後のショッピング体験は大きく変化していくことでしょう。
パーフェクト社のビジョン
パーフェクト社は、2015年の設立以来、AI肌解析やバーチャル試着、パーソナライズサービスを提供し、消費者のライフスタイルを向上させる「Beautiful AI」の実現に取り組んでいます。現在、日本だけでなく海外にも拠点を持ち、60カ国以上でサービスを展開しています。消費者とブランドを新しい形で結びつけるプラットフォーム作りを進めており、年間で数十億回のバーチャル試着体験を提供することを目指しています。
この新しいショッピング体験の進化は、ファッション業界にも影響を与えることでしょう。私たちの生活を豊かにするテクノロジーが、これからの未来をどう変えていくのか、目が離せません。