近鉄グループ、移動スーパー「とくし丸」を松原市で運行開始!地域住民の生活を支える新たな取り組み
近鉄グループの株式会社近商ストアは、11月20日より、移動スーパー「とくし丸」と連携し、松原市周辺で新たなサービスを開始しました。この取り組みは、高齢化が加速する地域社会において、買い物に困難を抱える高齢者や、いわゆる「買い物弱者」を支援する画期的な試みです。
移動スーパー「とくし丸」とは?
「とくし丸」は、生鮮食品や惣菜、日用品など約400品目1200点の商品を積んだ軽車両が、お客様の自宅まで訪問し、商品を販売するサービスです。高齢化や交通手段の不便さなどにより、買い物を困難と感じている人々にとって、まさに頼もしい存在となっています。冷蔵機能も完備しており、鮮度を保った商品を提供できるのも大きな魅力です。
近商ストアと「とくし丸」の連携
近商ストアは、2018年4月より奈良県生駒市で「とくし丸」の運行を開始。現在では22台が運行されており、今後も30台体制を目指し、サービスエリアの拡大を図っています。今回の松原市での運行開始は、その取り組みの一環であり、地域社会への貢献という企業姿勢を明確に示しています。KINSHO天美店周辺を拠点に、週1~2回、3つのルートで運行予定です。
地域社会への貢献
「とくし丸」は、単なる買い物支援サービスにとどまりません。商品を「見て」「触って」「感じて」「選んで」いただくことで、お客様に買い物そのものを楽しんでいただく場を提供しています。また、ドライバーとのコミュニケーションや、高齢者の見守りといった側面も持ち合わせ、地域社会との繋がりを強める役割を担っています。SDGsの観点からも、「住み続けられるまちづくり」に貢献する取り組みとして高く評価されています。
株式会社とくし丸の取り組み
2012年に徳島県でサービスを開始した株式会社とくし丸は、現在、全国143社のスーパーマーケットと提携し、1189台もの車両が運行されています(2023年9月18日現在)。単なる商品販売にとどまらず、地域自治体や警察署との連携により、お客様の安全を見守る活動にも積極的に取り組んでいます。体調不良の兆候や詐欺被害の防止など、地域社会の安全に貢献する姿勢は、企業としての責任感の表れと言えるでしょう。
まとめ
近鉄グループによる「とくし丸」の松原市運行開始は、高齢化社会における買い物弱者支援という重要な課題への取り組みとして、注目を集めています。単なる商業活動にとどまらず、地域社会への貢献を重視したこの取り組みは、今後の地域活性化において大きな役割を果たすものと期待されています。買い物難民の解消、高齢者の見守り、そして地域住民の生活向上に貢献する「とくし丸」の今後の活躍に期待しましょう。