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DX推進の未来に向けた重要な一歩

株式会社リンクアンドモチベーション（以下、当社）は、東京都文京区に本社を構える株式会社松尾研究所との間で、相互協力に関する基本合意を締結したことを発表しました。この提携により、DX（デジタルトランスフォーメーション）推進の加速を目指し、特にAIと人的資本経営の融合に焦点を当てます。

背景

総務省が発表した「情報通信白書 令和6年版」では、日本のDX推進が海外、特にアメリカやドイツ、中国と比べて遅れていると指摘されています。この課題の背景には、単にテクノロジーの導入が不足しているだけでなく、組織文化や人材育成といった構造的問題も影響しています。ア AI技術が企業に導入されていたとしても、全社的な定着や経営成果には結びついていないのが現実です。

そのため、当社は我が国の企業が変革を実現できる状態を整えることが急務と考えています。

提携の内容

今回の提携は、日本企業が抱える「DX遅れの本質が組織課題である」との認識を基に、診断と変革支援の実施を目的としています。単なる技術の視点ではなく、組織、リーダーシップ、モチベーションなど多角的な要素を統合的に捉えることで、DXの成功へと導くことを目指します。

診断アプローチ

このプロジェクトは、両社の専門知見を活かし、AIを基点としたDXにおけるボトルネックの可視化を行う共同開発から始まります。そのために、経営層、DX推進部門、人事部門、現場部門といった複数の層で発生している課題を一つに捉えることで、DXの停滞要因を明確にし、次のアクションにつなげていきます。

変革アプローチ

さらに、両社の持つ研修メニューやコンサルティング、各種ツールを組み合わせて、診断から課題設定、そして変革施策に至るまで一貫した支援を行います。このようにして、日本企業が直面しているDX停滞の要因に対処し、AIへの投資の効果を最大化し、働き方の生産性向上を実現することを目指します。

企業のビジョン

この取り組みを通じて、当社は日本企業の企業価値向上や市場での信頼獲得を強力に支援し、成長力と競争優位を高めることに努めます。次世代の企業が求めるのは、変化に柔軟に対応できる組織でしょう。この視点をもとに、私たちは「AIと人的資本を結びつける」未来を切り拓きます。

株式会社松尾研究所について

松尾研究所は、東京大学大学院工学系研究科の松尾・岩澤研究室との連携を図り、2020年に設立され、産学共創のエコシステムの実現を目指しています。AI技術の社会実装に取り組み、さまざまな分野で革新を促進しています。

リンクアンドモチベーショングループについて

当社は、組織開発や個人開発、マッチング事業を通じて、企業や個人が成長を実現できるよう支援しています。特に、経営層だけでなく、現場に至るまでの幅広いニーズに応えるため、様々な施策を展開しています。

この提携が実を結び、日本企業のDX推進が一歩踏み出すことを期待しています。

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