株式会社リーディングマーク、AWSコスト管理ツール「srest」の導入で業務効率を向上
株式会社メタップスホールディングスが提供するAWSコスト管理ツール「srest」を、株式会社リーディングマークが導入しました。この決定は、急激な事業拡大によるAWSコストの増加や、複数のAWSアカウントの管理が煩雑になったためです。導入から2ヶ月で、ECSコストは約30%削減され、全体の料金としても11%の削減を実現しました。
導入の背景と目的
HR Tech事業を展開する株式会社リーディングマークは、新卒採用支援や適性検査などを通じて企業の採用・組織課題をテクノロジーで解決しています。ここ最近、16.2億円の資金調達を行うなど、急成長を遂げる企業として注目されています。しかし、事業部ごとに異なるAWSアカウントを使用していたため、コスト管理が煩雑になり、効率的な運用が困難になっていました。
このような状況を打破するため、リーディングマークは「srest」を採用しました。これにより複数のAWSアカウントを一元管理し、コスト状況の把握が容易になることが大きな魅力でした。また、AWS Healthの情報を一元的に管理したり、迅速な通知機能が備わっていることも評価され、導入に至りました。
導入による具体的な効果
意思決定の迅速化
srestを導入したことで、チーム内の情報共有が効率化され、迅速な意思決定が可能になりました。特に、デイリーミーティングで各アカウントのリソースコストを容易に把握し、必要なアクションをすぐに決定できるようになりました。例えば、検証環境のECSを業務時間外に停止する施策として、srestのアナリティクス機能を用いてコストをモニタリングし、そのデータを基に他の検証環境にも同様の施策を展開する決定を迅速に行いました。その結果、2024年10月と比べて、12月のECSコストは約30%削減されました。
運用効率の向上
AWS Healthを統合的に管理する機能を活用することで、EOL(End of Life)対応やメンテナンスの優先順位が明確になり、タスク管理がスムーズになりました。この結果、SRE(Site Reliability Engineering)チームの業務負担が軽減され、日々の運用効率が大幅に向上しました。
コスト管理意識の向上
SREチーム全体の運用効率が向上する中で、コスト管理に対する意識も高まることになりました。その結果、急速に増えているユーザー数に対応しながらも、AWS全体の料金を約11%削減することができました。
利用者からの評判
導入にあたっては、UIの使いやすさに加え、手厚いサポートが評価されています。これにより、SREチームは業務の成長を助けるコスト削減に集中できるようになりました。
結論
「srest」は、AWSコスト管理を容易にし、企業の生産性向上に貢献する強力なツールです。リーディングマークの事例は、今後のAWS利用におけるコスト管理の新たなモデルとなるでしょう。これからも、テクノロジーを活用した業務効率化やコスト削減が企業の成長に寄与することが期待されます。
詳細は公式サイトでご確認ください:
srest公式サイト