農業経営の未来像
2024-04-01 23:59:20
イタリア式経営で日本の農業を変える!地域をつなぐが目指す未来
イタリア式経営で日本の農業を変える!地域をつなぐが目指す未来
株式会社地域をつなぐは、日本とイタリアで耕作放棄地解消に向けたオリーブ関連事業を展開する企業です。少子高齢化による農業従事者不足という共通の課題を抱える日伊両国において、同社はイタリアの農業経営手法に着目。単なる農作業者ではなく、農業経営者としての育成を目指した独自の取り組みを展開しています。
イタリアと日本の農業、その違いとは?
イタリアでは、農園経営は一次産業にとどまらず、観光プランの販売や自社ブランド加工品の製造・販売など、六次産業化が盛んです。農業経営を専門に学ぶ教育機関も多く存在し、農家は農業をビジネスとして捉え、積極的に活動の幅を広げています。一方、日本の農業は、生産から卸売までが中心であり、経営という視点が希薄なケースが多いのが現状です。
イタリア式農業経営インターンシップ
この課題を解決すべく、株式会社地域をつなぐは、イタリアの自社オリーブ農園をフィールドワークの場としたインターンシップを実施しています。参加者は、オリーブ栽培だけでなく、生産、製造、販売、商品開発、PRに至るまで、農業経営の全工程を学ぶことができます。服飾や建築、観光といった分野の協力を得て、多角的な視点からの学びを提供している点が特徴です。
D2Cブランド「OliOlive」の誕生
2023年には、自社農園で収穫したオリーブ100%使用のオリーブオイルブランド「OliOlive」を立ち上げました。環境に配慮した受注生産方式やシンプルな梱包、リサイクル素材の使用など、サステナビリティにも配慮。栄養価も高く、SDGsなオリーブオイルとして注目を集めています。
1,718自治体に農業経営者を!
インターンシップはコロナ禍で中断していましたが、2024年に再開。高いニーズを受けて、現在も継続的に開催されています。同社は、このインターンシップを通じて、日本の農業に経営の視点を取り入れ、農業経営者を育成することで、1,718の自治体それぞれに農業経営者を輩出することを目指しています。
未来への展望
株式会社地域をつなぐは、日伊両国のオリーブ栽培を通して耕作放棄地解消に取り組むオンリーワン企業です。イタリアでの経験とノウハウを活かし、日本の農業の活性化、ひいては地域の活性化に貢献していくことを目指しています。 「OliOlive」ブランドの更なる普及にも力を入れており、多くの人に本場のオリーブオイルの美味しさと栄養価を届けていく計画です。
まとめ
株式会社地域をつなぐの取り組みは、単なる農業支援にとどまらず、日本の農業構造改革、ひいては地方創生への貢献が期待されます。イタリアの成功例を参考に、日本の農業をビジネスとして捉え直し、次世代を担う農業経営者を育成する同社の挑戦は、日本の農業の未来を大きく変える可能性を秘めています。
会社情報
- 会社名
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株式会社地域をつなぐ
- 住所
- 静岡県浜松市中央区千歳町91-1遠鉄モール街ビル1階
- 電話番号
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050-5362-9956