山梨県で開催された「よるのむしのねずかん」ワークショップ
最近、山梨県笛吹市の「はなぶさふれあい児童館」で特別な体験が行われました。眼鏡市場が主催するワークショップ『よるの むしのね ずかん』には、37名の児童が参加し、子どもたちの耳にしか聞こえない高周波の虫の音を楽しむ貴重な時間が提供されました。
音の大切さを学ぶ
このワークショップは、日本国内で多くの人々が抱える「聞こえ」の問題に対する啓発活動の一環です。現在、1,000万人以上の人々が何らかの理由で「聞き取りが困難」と感じており、特に高齢者に見られる老人性難聴は、気づかないうちに進行するため、問題が深刻化しています。この背景から、眼鏡市場は『よるの むしのね ずかん』という冊子を制作し、音を聴くことの重要性を認識してもらうためのワークショップを全国で開催しています。
ワークショップの内容
参加者たちは、虫の鳴き声を音の振動とともに体験し、音の伝わり方について楽しく学ぶことができました。以下は、ワークショップで行われた活動のいくつかです。
1.
音の振動実験
ボウルに塩を撒き、音が鳴ると共に塩が振動する様子を観察しました。特に電話の呼び出し音が鳴ると、塩が激しく動き、参加者からは歓声が上がりました。
2.
むしのねオノマトペ
7種類の虫の声を実際に聞き、その声をオノマトペで表現する活動では、子どもたちが自由に声を出し合いながら、虫の声を真似して楽しむ姿が見られました。
3.
むしのねクイズ
自分たちが作った虫の声をヒントにしたクイズに挑戦し、大人には聞こえない高い音がどれだけ特別かを実感しました。
今後の取り組み
眼鏡市場は、このようなワークショップを静岡県内でだけでなく、県外でも広げていく意向です。多くの人に「聞こえる」ことの大切さや視覚的な音の体験を届けていくため、引き続き活動を続けていく予定です。
お問い合わせ先
開催に関する詳細やお問い合わせは、眼鏡市場の広報担当までご連絡ください。
このように、地域での活動を通じて、多くの子どもたちにやさしい音の世界を知ってもらえる機会が増えることに期待が寄せられています。