レゾナック主催「ラーニングフェス」での講演
2023年11月11日と12日、東京にて行われた大規模学習イベント「ラーニングフェス」にて、株式会社スキルアップNeXtの執行役員である石橋和幸氏が講演を行いました。このイベントは、株式会社レゾナックが初めて主催したもので、1500人以上の従業員が参加しました。石橋氏の講演のテーマは、未来世代に美しい地球を手渡すためのビジネスパーソンに求められる二つの視点についてです。
レゾナックとラーニングフェスの背景
レゾナックは、2023年1月に昭和電工と旧日立化成が統合して新たに設立された機能性化学メーカーです。その経営戦略として、自律的共創型人材の育成を重視し、社員の学びと共創を促進するために今回のイベントを開催しました。グループ内では、気候変動や生物多様性、循環型社会の実現を目指し、環境への取り組みが重要視されています。
講演内容の詳細
石橋氏の講演は「美しい地球を次世代に手渡すには?未来をともに考える体験型ワークショップ」と題し、以下の2つの観点から展開されました。
1.
地球環境を守る視点
- SX(持続可能な開発目標)について
- 生物多様性やサーキュラーエコノミーの概念
- LCA(ライフサイクルアセスメント)やCFP(カーボンフットプリント)の重要性
- 気候変動に対する理解
2.
ビジネスサイドの視点
- ビジネスにおけるGX(グリーン・トランスフォーメーション)や脱炭素化へのアプローチ
- GXがビジネスとしていかに重要か
- GXを推進する上での「人」の重要性
参加者からは「ビジネスとしての視点を具体的に理解できた」、「化学メーカーとしての知識をビジネスにどう活かすか考えさせられた」などの声が寄せられました。
石橋和幸について
石橋氏は、関西電力グループにて100以上のプロジェクトに従事し、その後スキルアップNeXtに参画しました。新規事業開発の専門家として知られ、特に人材育成やGXの推進に注力しています。彼は著書を持ち、エネルギーフォーラムの普及啓発賞を受賞するなど、その活動は広く評価されています。
スキルアップNeXtとレゾナックの取り組み
スキルアップNeXtは、GXを体系的に学ぶプログラムや検定を通じて企業のGX推進を支援しています。レゾナックと共に、環境問題に取り組む人材の育成が求められる中、今回のような講演は社員の意識を高め、未来に向けた行動を促す重要な機会となりました。今後も注意深く観察し、皆さんに最新の情報をお届けしていきます。