日之影町エコパークシンポ
2022-11-22 14:00:10
祖母傾大崩ユネスコエコパーク登録5周年記念シンポジウムが日之影町で開催
祖母傾大崩ユネスコエコパーク登録5周年記念シンポジウム報告:日之影町の自然と共生
2022年11月27日、宮崎県日之影町役場町民ホールにて、祖母傾大崩ユネスコエコパーク登録5周年記念シンポジウムが盛況のうちに幕を閉じました。
このシンポジウムは、ユネスコエコパーク登録5周年を記念し、日之影町の豊かな自然と、そこで暮らす人々の営み、そして未来への展望を共有する場として企画されました。当日は、地域住民をはじめ、多くの関係者や自然保護に関心のある人々が集まりました。
第一部:基調講演「祖母傾大崩ユネスコエコパークの登録と日之影町のこれから」
基調講演では、孝崎野生動物研究会理事長、宮崎の自然と環境協会会長である岩本俊孝氏を講師にお迎えしました。岩本氏は、長年にわたる研究経験に基づき、祖母傾大崩ユネスコエコパークの保全における課題や、持続可能な地域社会の構築に向けた提言を熱弁。特に、自然環境と人間社会の調和のとれた発展モデルとしてのエコパークの可能性について、具体的な事例を交えながら解説しました。聴衆は、氏の熱のこもった講演に聞き入っていました。
第二部:パネルディスカッション「日之影町のアウトドアフィールドについて」
第二部では、「日之影町のアウトドアフィールドについて」をテーマに、活気あふれるパネルディスカッションが展開されました。フリーパーソナリティであり、あそびば株式会社代表取締役の木村つづく氏をコーディネーターに、PORTAL代表の中野祥吾氏、The Ranch代表の清川清光氏、三波商店代表の南昭年氏ら、各分野の第一人者がパネリストとして登壇。
それぞれの立場から、日之影町の豊かな自然資源を活用したアウトドア活動の可能性や、地域経済への波及効果、そして持続可能な観光のあり方について活発な意見交換が行われました。特に、地域住民との協働による観光事業の展開や、自然環境保全との両立など、具体的な課題とその解決策について具体的な議論が交わされました。会場からは多くの質問が飛び出し、活気に満ちたディスカッションとなりました。
会場展示:ユネスコエコパークの魅力を発信
シンポジウム会場では、ユネスコエコパークPRパネルや動画の上映、パネリストの活動紹介など、様々な展示が行われました。来場者は、パネルを熱心に眺めたり、動画を視聴したりしながら、祖母傾大崩ユネスコエコパークの豊かな自然や文化に触れていました。各パネリストの活動紹介コーナーでは、写真や実際に使用している道具などが展示され、それぞれの活動内容をより深く理解することができました。
未来への展望
このシンポジウムは、祖母傾大崩ユネスコエコパークの登録5周年を祝うだけでなく、地域住民、行政、そして関係者全体が、今後のエコパークのあり方について真剣に議論する貴重な機会となりました。参加者からは、「日之影町の魅力を改めて認識できた」「今後の地域発展に期待が持てる」といった声が聞かれ、シンポジウムは、地域社会全体の活性化に大きく貢献するものとなりました。日之影町は、これからもユネスコエコパークの理念を継承し、自然と共生する持続可能な地域社会を目指していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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日之影町
- 住所
- 宮崎県西臼杵郡日之影町大字七折9079番地
- 電話番号
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0982-87-3800