訪問診療向け電子カルテ「homis」が電子処方箋対応を開始
メディカルインフォマティクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:佐々木美樹)は、訪問診療向けの電子カルテ「homis」が新たに電子処方箋に対応したことを発表しました。この新機能によって、訪問診療における処方業務がデジタル化され、医療機関の業務効率向上と患者の利便性が大幅に改善されることが期待されています。
電子処方箋とは?
電子処方箋とは、従来の紙製の処方箋をデジタル化し、オンライン環境で登録・管理できる仕組みです。2023年1月から運用が開始され、患者の医療サービス向上を目指しています。このシステムにより、医師や薬剤師は、リアルタイムで処方情報を共有できるようになります。
電子的に保存された処方データは、社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険中央会が管理しているクラウド「電子処方箋管理サービス」に格納されます。このように、デジタル化によって処方業務の効率化が図られるのです。
電子処方箋導入の背景
政府が推進する医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、電子処方箋は医療機関や薬局にデジタル化が進む中で、重要性を増しています。「homis」は、訪問診療に特化した電子カルテとしての機能向上を図り、医師の業務負担軽減と効率化を実現するために開発されてきました。
今回の電子処方箋対応により、以下のメリットが得られます:
- - 訪問診療の現場から直接電子処方箋の発行が可能
- - 処方内容の正確性向上と記録の一元管理が実現
- - 患者やその家族、薬局との連携が強化され利便性が向上
- - 紙の処方箋の管理が不要になり、業務負担が軽減
- - 医療DX推進体制整備加算や在宅医療DX情報活用加算に対応
診療報酬加算の再編成
2025年4月からは、診療報酬の加算点数が見直され、電子処方箋の導入やマイナ保険証の利用率が評価基準となります。特に在宅医療DX情報活用加算についても、これらの導入状況に応じた評価が開始されます。この新しい取り組みにより、「homis」はクリニックの経営を手助けし、安定した収益を受ける環境を整えることが可能となります。
今後の展開
「homis」は、今後も訪問診療クリニックに向けて機能の拡充を進め、より効率的な在宅医療の実現を目指します。電子処方箋対応だけでなく、医療機関と薬局間の連携強化や、さらなる業務効率化に向けた機能開発が期待されます。
また、導入を検討している方に向けて、無料のデモ相談会も開催中です。詳細は公式サイトからのお問い合わせをお待ちしております。
「homis」について
「homis」は、在宅医療に特化したクラウド型電子カルテです。200以上の医療機関が利用し、常に50000名以上の患者さんを見守るシステムとして、医師や看護師に評価されています。AIを活用した自動書類生成機能や、投薬ミスを防ぐ自動チェック機能を搭載し、業務の効率化を図っています。
メディカルインフォマティクス株式会社は、訪問診療クリニック向けの電子カルテを運営し、在宅医療に関わる豊富なサービスを提供しています。複雑な医療現場のニーズに応えるため、電子カルテの導入だけでなく、総合的な経営支援サービスにも力を入れています。