TOPPANグループが日本印刷学会賞を受賞
TOPPANホールディングス株式会社とそのグループ会社であるTOPPANデジタル株式会社が、一般社団法人日本印刷学会が主催する2025年度研究発表会で「研究発表奨励賞」を受賞しました。この賞は、春と秋に開催される研究発表会で特に優れた研究内容に贈られるものです。
受賞対象となったのは、二つの革新的な研究成果です。
1. 独自バイオマテリアルを活用した培養肉作製技術
TOPPANホールディングスは、大阪大学と共同で「先端細胞制御化学(TOPPAN)共同研究講座」を設置し、3D細胞培養技術「invivoid®」に取り組んでいます。この研究では、コラーゲンを利用した独自のバイオマテリアルをインク化し、3Dプリンターを用いて霜降り肉の再現に成功しました。この技術革新が高く評価され、受賞に至りました。
従来、培養肉を作成する上での技術的なハードルを克服し、実際の肉に近い食感や味わいの再現が可能となったことは、持続可能な食糧供給に繋がる新たな一歩として注目されています。
2. カラーマネジメントに関する研究
TOPPANデジタル株式会社は、ディスプレイと実物の色の見え方に関する研究を進め、個人差を解消するための手法を共同開発しました。この研究は、山形大学の教授と協力し、比較的安価な装置を用いて個々の視覚特性を把握する方法を探求しています。
これにより、オンラインショッピングや遠隔でのデザイン校正における色の不一致問題を解決することが可能となります。顧客に対してよりパーソナライズされたサービスを提供できることから、ビジネスシーンでの活用が期待されています。
今後の展望
TOPPANホールディングスは、持続可能な食糧供給を実現するため、培養肉技術のさらなる研究開発を進めていく予定です。大阪大学やその他の関連機関と連携し、味や食感の向上にも取り組んでいくとしています。
また、TOPPANデジタルは、受賞したカラーマネジメント技術を基に、ECサイトや遠隔医療の分野へと展開していく予定です。色を起点としたコミュニケーションの活性化を目指し、様々なシーンでの利便性向上を実現していくことでしょう。
まとめ
今回の受賞は、TOPPANグループの日々の研究開発が実を結んだ結果です。持続可能な社会を目指し、新たな価値を創出する技術革新の数々は、今後も注目を集め続けることでしょう。先進的な技術によって、我々の生活がどのように変わるのか、さらなる発展が楽しみです。