小水力発電の未来
2023-06-30 12:00:02
地域と共に進化する小水力発電株式会社の設立と未来への取り組み
福井小水力発電株式会社の設立とその意義
近年、環境問題への関心の高まりとともに、再生可能エネルギーの重要性が益々認識されています。この流れを受け、福井小水力発電株式会社が設立されました。本社は福井県で、吉銘グループと飛騨五木グループの両者が手を組んで推進しています。
設立の背景
吉銘グループは、木材の可能性を広げるために、エンジニアウッドの開発に取り組んでいます。一方、飛騨五木グループは林業の6次産業化を目指し、木材のカスケード利用を進めています。両社が持つ専門知識や技術を結集し、自然資源を最大限に活用することを狙いとしています。
また、グローバルな脱炭素社会への意識が高まる中、山的自然資本からエネルギー資源を引き出し、その価値を高めるという方向性が一致した結果、福井小水力発電株式会社の設立に至りました。
これまでの取り組み
近畿小水力発電株式会社が設立されて以降、近畿地方一円及びその周辺地域において、小水力発電の可能性調査が進められました。その結果、福井県においては、予想以上に多くの小水力発電所の候補地が見つかりました。この調査結果を基に、地域資源の連携を深めていくことで、脱炭素化への道筋をより明確にし、地域の活性化にも寄与できると考えています。
地域との協力
小水力発電の開発には、地域との関係が不可欠です。福井小水力発電株式会社は、自治体や各ステークホルダーとの連携を重視し、地域社会に根ざした事業運営を心掛けます。地域特性に即した発電所の開発を目指します。
今後の展望
今後の取り組みとして、福井県内における小水力発電の開発を進めていきます。これらの活動は各地域の自治体や関係者と協力し、地域活性化に資するものを目指していきます。また、福井小水力発電株式会社と同日に設立された鳥取小水力発電株式会社との連携を深め、双方で事業ノウハウを共有しながら、業務の最適化を図る予定です。
さらに理念を共有できる他地域の企業とも積極的に連携し、蓄積した知見を活かして各地域の脱炭素化や活性化に貢献していく考えです。
各社の概要
近畿小水力発電株式会社
近畿小水力発電株式会社は、2022年12月に設立された企業で、小水力発電事業を推進しています。地域の自然資本を活用し、生活向上に貢献する発電所の開発を行います。
株式会社吉銘
建築資材のサプライヤーである吉銘は、創業70年の歴史を持ち、集成材の製造やプレカット事業に取り組んでいます。環境経営にも積極的に取り組んでいます。
飛騨五木グループ
飛騨五木グループは、不動産から森林管理まで、木材に関する幅広いサービスを提供しています。地域特性を活かした事業運営を進めています。
自然環境と地域社会の両方に貢献するための新たな挑戦が始まります。今後の展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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福井小水力発電株式会社
- 住所
- 奈良県吉野郡下市町新住1118
- 電話番号
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