京阪グループは、枚方市の樟葉駅前広場の活性化に向け、国土交通省の『歩行者利便増進道路(ほこみち)制度』を活用した本格的な運用を開始すると発表しました。
2023年度より、枚方市と連携して樟葉駅前広場(市道 楠葉中央線)の環境整備工事を進め、今年5月には「ハピネスパークKUZUHAグラススクエア」として、天然芝生の広場が供用を開始しました。
京阪ホールディングス株式会社、京阪電気鉄道株式会社、京阪バス株式会社、株式会社京阪百貨店、株式会社京阪ザ・ストア、株式会社京阪流通システムズなどからなる「樟葉駅前広場活性化協議会」は、様々な実証実験を重ねてきました。
そしてこの度、同協議会が、国土交通省から『ほこみち』制度による「利便増進誘導区域」の占用予定者に選定されました。2024年12月からは、占用者として本格的な運用を開始する予定です。
今回の取り組みは、京阪グループが目指す「沿線再耕」の一環であり、地域住民にとってより魅力的な駅前空間を創出し、にぎわいを生み出すことを目的としています。
具体的には、日常的なにぎわいの創出、枚方市との連携による広場の維持管理、そして魅力的な駅前空間の形成に取り組む予定です。
また、京阪グループは、持続可能な社会の実現を目指し、「BIOSTYLE PROJECT」を推進しています。2022年5月には、枚方市と「持続可能な地域社会の実現に向けた包括連携協定」を締結し、脱炭素化やSDGs達成に向けた取り組みを強化しています。今回の『ほこみち』本格運用も、その取り組みの一環と言えるでしょう。
樟葉駅前広場活性化協議会は、官庁や民間企業などが連携し、賑わい創出と持続可能なまちづくりの推進を図ることを目的として設立されました。
同協議会は、2024年12月20日から25日にかけて、樟葉駅前広場において「happiness Christmas market in KUZUHA」を開催予定です。クリスマスらしい雑貨や美味しい料理、ステージイベントなどが予定されており、家族や友人と楽しい時間を過ごせるイベントとなっています。
京阪グループは、今後も「BIOSTYLE PROJECT」を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していくとともに、地域住民にとって魅力的な空間を創造していくことを目指しています。