サントリー、国際基準「ISO 30414」の認証取得を発表

サントリーが国際基準「ISO 30414」の認証を取得

サントリーホールディングス株式会社とサントリー食品インターナショナル株式会社が、人的資本に関する情報の透明性を求める国際ガイドライン「ISO 30414」認証を取得しました。この認証は、株式会社HCプロデュースが行った審査を経て、2023年12月24日に正式に認定されました。

ISO 30414とは

「ISO 30414」は、企業が人的資本に関する取り組みやデータを開示するための国際標準を提供するものであり、国際標準化機構（ISO）が制定しました。このガイドラインは、ダイバーシティや組織風土など、人的資本に関連する11の項目とその複数の指標で構成されており、厳格な審査を受けた企業のみが認証を受けることができます。

サントリーの人的資本への取り組み

サントリーグループは、社員がイキイキと働ける環境を整え、「キャリアオーナーシップ」を持ちながら挑戦・成長するための人財育成を重視しています。これらの取り組みは、「サントリーの人本主義サイト」および「サントリー人的資本レポート2025」などで広く公開されています。

これらの方針が高く評価され、今回の認証取得につながったことは、サントリーグループのポジティブな成長戦略を示しています。特に、人的資本に関連する調査などで認められた成果は、今後も企業の信用力を高めていくでしょう。

今後の展望

サントリーグループは「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造する」というパーパスを掲げています。この目標を実現するためには、経営の基盤を「人」に置くことが不可欠であるという考え方、「人本主義」に基づいた取り組みを今後も継続していく方針です。

具体的な取り組みとしては、2024年に実施される「人的資本調査2024」において、既に「人的資本リーダーズ2024」と「人的資本経営品質2024（ゴールド）」を受賞した実績があります。また、男性社員の育児休職取得率は100%を達成するなど、より多様な働き方を推進していることも注目されています。

以上のように、サントリーグループは人的資本の価値を重視し、国際基準に基づく取り組みを強化することで、企業の持続可能な成長を実現しようとしています。

詳しくはこちら「人本主義」

サントリー人的資本レポート2025

サントリーの人的資本に関する主な取り組み