ソディックの脱炭素化戦略
2024-05-10 11:19:01

ソディック加賀事業所、太陽光発電で年間2500MWhの発電量達成!脱炭素化に向けた取り組みが加速

ソディック加賀事業所、太陽光発電で年間2500MWhの発電量達成!脱炭素化に向けた取り組みが加速



工作機械、産業機械、食品機械の製造を手掛けるソディックは、石川県にある加賀事業所で、太陽光発電による年間発電量2500MWhを達成したと発表しました。これは一般家庭約2083世帯の年間消費電力量に相当する莫大なエネルギー量です。

この成果は、ソディックが掲げる2050年カーボンニュートラル目標に向けた取り組みの一環として実現しました。同社は、温室効果ガス排出量削減目標を2030年度に46%削減(2013年度比)と設定し、積極的な環境対策を進めています。

加賀事業所では、2021年2月から順次太陽光発電設備の導入を進めてきました。食品機械工場、マルチファクトリー、第8工場、そして2024年5月に稼働開始予定の新食品機械工場と、複数の工場にわたって太陽光パネルを設置。それぞれの工場の発電能力は、食品機械工場が約740MWh、マルチファクトリーが約870MWh、第8工場が約490MWh、新食品機械工場が約400MWhです。

マルチファクトリーでは、PPA(Power Purchase Agreement)モデルを採用しています。これは、発電設備の設置と維持管理を外部事業者に委託し、発電された電力を購入するビジネスモデルです。このモデルにより、初期投資を抑えつつ、再生可能エネルギーの利用を進めることが可能です。

加賀事業所における太陽光発電設備の導入は、単なる電力調達手段にとどまりません。ソディックは、この取り組みを通じて、省エネルギー性能の向上と製造工程での環境負荷低減を同時に実現しています。自社工場で再生可能エネルギーを生産・利用することで、環境への負荷を低減し、持続可能なものづくりを目指しています。

さらに、ソディックは加賀事業所だけでなく、静岡テクセンター(2023年8月導入)、仙台テクセンター(2024年3月導入)といった国内外の拠点でも太陽光発電設備の導入を積極的に進めており、グループ全体で脱炭素経営を推進しています。

ソディックの取り組みは、企業の社会的責任(CSR)を果たすだけでなく、中長期的な企業価値向上にも貢献します。環境配慮型の経営は、投資家や消費者の信頼を高め、持続的な成長を支える重要な要素となっています。

今後、ソディックは、更なる省エネルギー化技術の開発や再生可能エネルギー導入の拡大を進めることで、2050年カーボンニュートラル目標の達成に向けて、更なる努力を継続していくことを表明しています。今回の加賀事業所の成果は、その取り組みの大きな一歩となるでしょう。

ソディックの積極的な環境対策は、他の企業にとっても大きな参考になるでしょう。脱炭素化への取り組みは、もはや企業にとって選択ではなく、必須事項になりつつあります。ソディックの事例は、その取り組み方の一つのモデルケースとなる可能性を秘めています。

会社情報

会社名
株式会社ソディック
住所
神奈川県横浜市都筑区仲町台3-12-1
電話番号
045-942-3111

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。