戦後80周年記念「松戸市平和祈念展」と平和の集いが同時開催

松戸市で平和の大切さを考えるイベント開催

松戸市では、戦後80周年と市の世界平和都市宣言から40年を迎え、「平和を築く」をテーマにした特別なイベントが開催されます。これには「平和祈念展」と「平和の集い特別版」が含まれ、多くの市民が過去の歴史を振り返りながら未来の平和を考える貴重な機会となります。

1. 松戸市平和祈念展：未来へとつなぐ平和

展覧会の概要

まず、松戸市立博物館において「松戸市平和祈念展」が令和7年11月18日から11月30日まで開催されます。この企画展では、戦前・戦中に松戸市で実際に使用されていた歴史的な生活用品や軍装品、さらには長崎市で被爆した時計や瓶などの貴重な展示物が並びます。

展示は以下の4つのセクションに分かれています：

- 戦前：松戸市での歴史的な資料や写真を展示。
- 戦中：戦争中の市内の様子を伝える資料。
- 原爆の影響：長崎市・広島市に関する展示。
- 戦後：復興の努力や平和への取り組みをテーマにした資料。

特別イベント

また、平和の語り部により戦争の実情を伝えたり、VRゴーグル体験で広島の被害と復興を疑似体験するプログラムも用意されています。これにより、訪問者はより具体的に平和の意味を感じ取ることができるでしょう。

2. 令和7年度平和の集い特別版

このイベントは、松戸市の「世界平和都市宣言」に基づいて、核兵器の廃絶と恒久的な平和を祈願するものです。平和の集いは、11月30日の午後に行われ、親子平和大使からの派遣報告や地元中学校の合唱が予定されています。

イベント内容

- 親子平和大使報告：広島と長崎に派遣された平和大使が、彼らの経験をシェア。
- 合唱セッション：地域の中学校の合唱部が平和を願う歌を披露します。
- 映画上映：映画「この世界の片隅に」を上映し、戦争の悲惨さを改めて考察します。

これは単なるイベントではなく、参加者が心から平和の大切さを感じ、一人ひとりができることを考えるための機会です。

3. 参加方法と特典

両イベントへの参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。また、両方に参加した方には特別なプレゼントも用意されています。詳細は松戸市の公式ホームページで確認できます。

この機会を通じて、戦争の悲劇を風化させることなく、次世代へと継承しながら、全ての参加者が平和の意義を深く理解し、考えを巡らせることが期待されています。ぜひ、お誘いあわせの上、多くの方々にご参加いただきたいと思います。