「お茶づけの日」を迎えて73年、永谷園の歴史と魅力に迫る

5月17日は「お茶づけの日」！永谷園の秘密を探る

毎年5月17日は「お茶づけの日」として知られています。この日は、株式会社永谷園が製造している「お茶づけ海苔」が1952年に発売されたことを記念して設けられたものです。73年の間に、同商品は170億食以上の販売実績を誇り、世代を超えて愛されています。今回はこの特別な日を祝うために、永谷園の歴史や「お茶づけ海苔」の魅力を探ってみましょう。

「お茶づけの日」が生まれた背景

「お茶づけの日」は、2012年に「お茶づけ海苔」の発売60周年を祝うために制定されました。この日の選定は、創業者である永谷宗七郎の命日であることも考慮されており、彼の偉業を称える意味も込められています。宗七郎は江戸時代にお茶の製法を発明し、人々に日常的に楽しめるお茶を届けることを目指しました。その功績から、地元京都では「茶宗明神」として祀られています。

「お茶づけ海苔」の歴史

当初「お茶づけ海苔」を開発したのは、宗七郎から10代目にあたる永谷嘉男です。彼は「小料理屋の締めくくりとしてのお茶漬けを、家庭でも楽しめる商品にしたい」との思いから、この商品を1952年に誕生させました。シンプルな材料ながら、豊かな味わいを実現した「お茶づけ海苔」は、以来その風味をほとんど変えずに愛され続けています。最初は「江戸風味お茶づけ海苔」として販売され、その後商標登録と共に「永谷園のお茶づけ海苔」に変わりました。