日下信次の60年の集大成を讃えるプロジェクト
日本酒の醸造現場で60年の経験を積んだ杜氏、日下信次氏。彼の酒造り哲学と技術を未来へ伝えるために立ち上がったのが、「日下無双-五輪書-プロジェクト」です。このプロジェクトは、オンラインプラットフォーム「ハンズオンSAKE」が運営するクラウドファンディングを通じて実現しました。
プロジェクトの背景
日下氏は、異業種から酒造りの世界に飛び込んだ異例の経歴を持つ杜氏です。28歳で最年少杜氏としての記録を樹立し、「日下無双」というブランドの創立に関わり、その後も数々の伝説を作り上げてきました。彼が持つ酒造りの哲学は、「酵母たちが活動しやすい環境を作ることが蔵人の使命」というもので、これが彼の酒造りの革命的なスタイルを支えています。
「酒造りはパズルである」と語るその思想は数多くの日本酒ファンや酒蔵の若手たちに影響を与えてきました。
クラウドファンディングの成功
このプロジェクトは2026年5月1日に始まり、公開初日に目標金額30万円を達成。2日目には、限定10セットの「龍鳳プレミアムプラン」が完売し、公開から2週間で、支援総額が100万円を超え、達成率は340%に達しました。この成功は、単なる日本酒ファンだけでなく、日下氏の酒造り哲学を次世代に残したいという志に共鳴した多くの支援が寄せられた結果です。
「五輪書」の意義
このプロジェクトでは、日下氏が50年間にわたって積み重ねてきた技術や思想を「酒造りの五輪書」として書籍化することが目的です。この書籍は、日本酒愛好者はもちろん、今まで触れたことがない方でも理解しやすい内容となっており、杜氏の哲学とその技術を学べる入門書になります。
「五輪書」は、剣豪・宮本武蔵の著作にちなんで、地・水・火・風・空の五章で構成されており、それぞれが酒造りの要素と結びついています。これにより、日本酒を文化の一部としてだけでなく、深い理解を促すための「バイブル」とすべく設計されています。
リターンプランの内容
プロジェクトには多彩なリターンプランがあり、酒そのものだけではなく、日本酒文化や杜氏の思想を直接体験できる内容が盛りだくさん。以下はその一部です:
- - 五輪書プラン(3,500円):五輪書1冊
- - 五輪書+日下無双45%プラン(7,500円):五輪書と日下無双がセット
- - 新旧飲み比べプラン(12,000円):天吹酒造と永山酒造の体験
- - プレミアムプラン(28,000円):すべての酒を体験でき、杜氏との交流が可能
これらは、すべて日下氏が直筆でサインを入れた特別なもので、参加者に大変魅力的な体験が提供されます。
酒造りの未来へのメッセージ
日下信次氏は、次のように語ります。「この60年、私は酒と向き合い続けてきました。このプロジェクトを通じて、私の哲学を皆様に体験していただき、未来へと繋げていくことが本当の参加であると考えています。」
このプロジェクトは、単なる振り返りではなく、未来の日本酒文化に向けた重要な第一歩です。
ハンズオンSAKEについて
「ハンズオンSAKE」は、全国の酒蔵とファンを直接つなぎ、新しい日本酒文化の創出を目指しています。このプロジェクトは、彼らの哲学と技術を後世に残すための革新的な試みです。酒蔵とその文化を愛する全ての人にとって、今後の日本酒の未来がどのように形作られていくのか、一緒に見守っていきたいですね。