子どものゲーム利用実態調査の結果
最近の調査によって、全国の子どもたちがゲームをどのように利用しているのかが明らかになりました。国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社が実施したこの調査によると、子どもたちの多くが日常的にゲームを楽しんでいることがわかりました。
調査の概要
アクトインディは「いこーよ総研」にて実施したユーザーアンケートをもとに、全国の子どもたちのゲーム利用実態について調査を行いました。調査対象は「いこーよ」の会員で、サンプル数は400件にものぼります。調査では、子どものゲーム利用率、開始年齢、頻度、利用時間、使用端末、人気ジャンルなどが注目されました。
子どものゲーム利用率は65%
まず、調査に参加した家庭の65%が、子どもがゲームを利用していると回答しました。具体的には、特に9歳以上の子どもでは、その利用率が90%を超えるという傾向が見られました。これは、子どもたちにとってゲームが非常に身近な存在であることを示しています。
低年齢化するゲーム開始年齢
次に、ゲームを開始した年齢についてのデータに注目します。「3歳から5歳でのゲーム開始」が54%を占め、3歳が最も多いという結果が出ています。特に小学校に入学する前の時期に、多くの子どもたちがゲームの世界に足を踏み入れていることが浮き彫りになりました。これにより、家庭でのゲーム環境が日常化している様子が伺えます。
毎日ゲームをする子どもたち
ゲーム利用の頻度については、53%の家庭が「ほぼ毎日」と答え、家計における日常的な習慣として定着していることが確認されました。週に複数回プレイする子も多く、年齢が上がるほどその頻度が増える傾向がみられました。
利用時間は平日と休日での違い
平日では子どもたちのゲーム利用時間は「30分から1時間未満」が34%を占めていますが、休日になるとその傾向は変わり、長時間の利用が増えることがわかりました。休日に「3時間以上」遊ぶ子どもも多く、ゲームが家庭内の娯楽の一部として根付いていることが見て取れます。
主な使用端末とゲームジャンル
利用端末としては、「スマホ・タブレット」が73%と最も多く、次いで「家庭用ゲーム機」が65%となっています。このことから、現在のゲーム環境がどのように変化しているのかを知ることができます。また、人気のゲームジャンルは「シミュレーション・ストラテジー」や「パーティー・ミニゲーム系」で、特に「マインクラフト」は子どもたちの創造性を育むとして高く評価されています。
まとめ
今回の調査から、子どもたちのゲーム利用がますます日常的になっていること、その開始年齢が低下していることがわかります。これからも、子どものゲーム環境やその影響に関する研究は重要です。この調査に続き、次回はオンラインゲーム利用の実態についても掘り下げていく予定です。
このようなデータは、子どもたちの生活におけるゲームの重要性を示しており、今後の家族のコミュニケーションや教育にどのように活かせるかが鍵となるでしょう。