『4D Marunouchi』公開
2023-10-27 15:40:01

メタバースで三世代の『丸ビル』を体験できる新サービス『4D Marunouchi』が登場

新しい時代の体験、メタバースで蘇る丸ビル



この度、三菱地所設計が新たに立ち上げたプロジェクト『4D Marunouchi』では、丸ビルの300年の歴史を体験できるメタバース空間が提供されている。ユーザーはオンラインゲーム『Fortnite』を通じて、震災前の状態から復興期、そして現代に至るまでの丸ビルの姿を探索できる。今まで保存されてきた膨大な資料を活用し、未来志向のデジタル技術を駆使して再現された。

メタ・アーカイブス研究会の誕生



三菱地所設計は、130年間にわたり技術を蓄積してきた組織設計事務所。その歴史の中で、多くの重要な建築物の設計図や写真が保管されてきた。このような貴重な記録を分析し、現代に再現することを目的に立ち上げたのが「メタ・アーカイブス研究会」である。特に、近現代の建築や都市の発展を追うための重要な記録として位置づけられている。

『4D Marunouchi』の特色



『4D Marunouchi』では、竣工当初の丸ビルや震災復興後の改修を経て、現在の姿に至るまでの各時代の「丸ビル」を体験可能。プレイヤーはゲーム内で特定のコードを入力することで、無料でアクセスすることができる。これにより、歴史的な建物の変遷を楽しく学ぶ機会が提供される。特に、歴史的な図面や古い写真をもとにした3Dモデルは、非常にリアルに再現されており、ユーザーは単なる閲覧以上の体験を得ることができる。

Fortniteとの相性



このプロジェクトは、米Epic Gamesが開発した『Fortnite』をプラットフォームとして使用している。ユーザー数は全世界で2.3億人を超え、その中で独自の世界観を構築することが可能だ。建築設計事務所の視点から見ると、高品質な3Dモデルをアップロードしやすく、建築アーカイブとしての利用にも適している。

体験方法と展覧会



このメタバース体験をするには、まず『Fortnite』にアクセスし、特別に設定されたコードを入力する必要がある。また、現在開催中の特別展「首都東京の復興ものがたり」では、『4D Marunouchi』が展示されており、実際の資料に触れることができる貴重な機会となっている。場所は東京都千代田区の日比谷図書文化館で、入場は無料。

特別展の詳細


特別展では、震災からの復興に向けた取り組みや、当時の技術革新についても紹介されている。展覧会では、丸ビルの立面図や歴史的な建築物に関する資料も見ることができ、非常に価値のある経験となるだろう。来場者は、当時の人々がどのように都市を再建し、未来を見据えていたのかを体感できる。また、10月20日から11月26日には後期展示も開催され、多くの人にとって記憶に残る経験となることが期待されている。

まとめ



この新たな体験型コンテンツ『4D Marunouchi』は、東京の歴史を楽しみながら学ぶ絶好の機会であり、多くの世代にとって貴重な体験となるだろう。メタバースの活用は、ただの娯楽を超えて、教育的な価値を提供することができる可能性を秘めている。

会社情報

会社名
株式会社三菱地所設計
住所
東京都千代田区丸の内2-5-1 丸の内二丁目ビル
電話番号

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