滋賀県に新たな物流拠点が完成
2024年8月20日、ユニファイド・インダストリアル・グループ(UI)が滋賀県に新しいロジスティクスセンター「UI湖南ロジスティクスセンター第1期」を竣工させたことが発表されました。この物流拠点は、国内の投資家で組成されたファンドに移管され、今後の事業展開に大きな期待が寄せられています。
240,000㎡超の大型施設
新設されたUI湖南ロジスティクスセンター第1期、通称「UI湖南1」は、賃貸面積が59,200㎡を誇る日本最大級の物流施設のひとつです。また、このセンターは、今後建設される第2期と合わせて、延べ面積250,000㎡を超える規模になる予定です。この大型施設により、滋賀県は重要な物流拠点としての地位をさらに強化されることになるでしょう。
UI湖南1は、設立前から、日本通運株式会社が一棟を賃借することが決まっており、信頼性のある顧客基盤を持っていることも特徴です。
開発資金とパートナーシップ
さて、本プロジェクトにおける開発資金は、UIが提携するマッコーリー・アセット・マネジメント(MAM)が提供しています。今回の竣工は、UIが2021年にMAMとのパートナーシップを締結して以来の初の開発案件の売却となります。MAMのアジア太平洋地域不動産部門責任者、ジェームズ・ケンプ氏は、今回の取引が日本の物流市場の魅力とUIの投資管理能力を示すものだと評価しています。
サステナビリティへの取り組み
さらに、UI湖南1はCASBEE A評価を取得しており、屋上にはソーラーパネルが設置されています。このソーラーパネルによって発電されるグリーン電力は、年間電力使用量のほぼ半分を賄うことができるため、環境負荷の低減にも寄与しています。このようなESG施策は、投資家や地域社会にとっても大きな魅力となり、今後の事業展開においても重要な要素となるでしょう。
物流市場における未来
UIのCEOであり創業者のジョシュア・オルソン氏は、「この物流センターの竣工は、我々の開発能力を証明するものであり、今後も優良な物流資産のポートフォリオを築くために多くの開発案件を計画しています」と語っています。UIは、オフマーケットの事業機会の発掘にもさらに注力し、多くの優良案件を地域に提供していく意欲を示しています。
このニーズに応えることで、企業や地域社会に対しても貢献し続けることが期待されます。今後のUIの活動から目が離せません。
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