代官山に新たに加わるベトナム文化の体験
2025年11月中旬、代官山のモダンベトナムレストラン「Nén Tokyo」で、週末限定のランチプロジェクト『Cơm nhà by Nén(コムニャー バイ ネン)』が始まります。Nén Global株式会社の代表タァ ビェト フォン氏が導入するこのプロジェクトは、ベトナム語で「家庭料理の食卓」を意味する「Cơm nhà」をテーマにしています。ベトナムでは、昼休みに家庭へ帰り、家族とともに食事をする文化が今も根強く存在します。この文化を現代のレストラン形式に進化させることで、「食べること=人とのつながり」という本質的な価値を提供しようとしています。
## 家庭料理の本質を東京で再現
このプロジェクトの核となるのは、家族や友人と「分かち合う」ことから得られる体験です。ベトナムの家庭料理は、白ごはんを中心に主菜、副菜、スープが美しい調和を生み出します。シェフSummer氏は、「食べ物は単なる栄養ではなく、愛情やつながり、帰属意識を育むためのものです。ランチを通して“Cơm nhà”が持つ本来の意味を東京でも体験してほしい」と語ります。
### ヴィーガン料理の新しい形
また、このプロジェクトではベトナムのヴィーガン家庭料理に焦点を当てています。仏教文化を背景に、歴史的に親しまれてきた素食文化を活かし、『Cơm nhà Vegan Set(コムニャー ヴィーガン セット)』として提供されるヴィーガンメニューは、Nénの独自の視点で再構築されています。
キーワードとして「Authentic(本物)」「Sharing(分かち合い)」「Belonging(つながり)」を掲げ、これらを基に料理を丁寧に組み立てています。ベトナム家庭料理の温かさや、人と人をつなぐ力を感じられる構成になるよう心掛けています。メニューは毎月変わり、季節限定メニューも楽しめる予定です。
## ランチの詳細情報
『Cơm nhà by Nén』の提供は、2025年11月中旬から毎週土日限定で行われます。営業時間は午前11時から午後3時(ラストオーダーは午後1時30分)。メニューには、
- - Cơm nhà Set(コムニャー セット)5,500円(税込)
- - Cơm nhà Vegan Set(コムニャー ヴィーガン セット)7,500円(税込)
があります。
## Nén Tokyoの魅力
「Nén Tokyo」は2025年9月2日に代官山にオープンした、ダナンからのファインダイニングレストランです。「Consciously Vietnamese(意識的にベトナムらしく)」という哲学のもと、日本の素材や感性を取り入れた料理を提供。空間デザインは、ベトナム出身のLê Phong Nguyên氏率いる「Mirai House」が手がけており、伝統文化と現代的美意識が調和した空間でベトナム料理を味わう体験が期待されます。
店舗の基本情報は、以下の通りです。
## シェフSummerとは
シェフのSummer氏はダナン出身で、ベトナム料理を広めるために料理ブログを開始し、10年以上にわたって情報を発信してきました。2017年にはダナンでファインダイニング「Nén」を創業し、現在は多くの国で高評価を得ています。また、日本の立命館アジア太平洋大学に留学した経験が、彼女の料理観や空間設計にも影響を与えています。
Instagramのアカウントもフォローすることで、最新の情報を得ることができます。
ぜひ、代官山に新たに加わったこのプロジェクトを体験し、温かい家庭料理の魅力を堪能してください。