新消防指令センター
2025-10-07 16:33:28

高槻市と島本町が連携し新たな消防指令センターを始動

高槻市と島本町が共同運用する消防指令センターが始動



令和7年10月7日、高槻市と島本町による消防指令センターが開設されました。この新たな取り組みは、両市町の消防業務を相互支援し、災害や大規模事故への迅速な対応を強化することを目的としています。

新たな消防指令センターの設立背景



私たちの社会では、災害や事故の種類が多様化し、その規模も大きくなっています。それに伴い、市民からの消防サービスへの期待も高まっています。そのため、高槻市と島本町は互いに協力し、消防業務を迅速かつ効果的に行う体制を整えることにしました。この共同運用は、令和4年10月に決定され、令和7年度に向けて様々な準備が進められてきました。

先進的なシステムの導入



新設された消防指令センターは高槻市消防本部の4階に位置し、最新の設備が整っています。具体的には、以下のような機能が追加されています:

  • - 映像通報機能:通報者がスマートフォンで現場の映像を送信可能。
  • - 映像伝送機能:消防隊がドローン等で撮影した映像を共有できる。
  • - 災害情報共有システム:各種の災害情報を一元的に管理し、迅速な情報共有を実現。

これらの機能により、消防指令センターは両市町の消防活動をより効率的に指揮することができます。これまで通報を受けた後に、管轄外であった場合に転送が必要でしたが、共同運用によりその必要がなくなります。これによって、非常にスムーズで迅速な対応が可能になるのです。

大規模災害への対応力強化



特に、救急需要が集中する状況や市町境界近くでの火災などが発生した際には、両市町の消防本部が連携して即座に行動できる体制が整いました。これにより、大規模災害などの緊急時に、多くの部隊を同時に出動させることができるため、迅速な現場対応が可能になります。

また、共同で機器や設備を整備・維持管理することで、経済的な面でも効率化が期待できます。これにより、両市町の消防体制がさらなる充実を図ることができます。

開所式の様子



今回の運用開始にあたり、午前10時には高槻市消防本部で完成式が行われ、高槻市の濱田剛史市長と島本町の山田紘平町長が出席しました。両者はテープカットを行い、この新しい取り組みのスタートを祝いました。

濱田市長は「大規模災害や高齢化社会に伴う救急出動の増加に対応して、隣町との連携が強まることは心強い」とコメントし、一方の山田町長は「高槻市との信頼関係がこれから一層強化され、両地域の住民を守るために力を合わせていきたい」と述べました。両首長の言葉からは、住民サービス向上への強い思いが伝わってきました。

今後、この新しい消防指令センターが地域の皆様の安全を守る大きな力となることを期待したいと思います。


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会社情報

会社名
高槻市
住所
大阪府高槻市桃園町2番1号
電話番号
072-674-7111

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