SNSと通販を融合させる新たな試み、マテリアルリンクス設立

新たなイノベーション、マテリアルリンクスの誕生

2025年5月15日、東京都港区に新たなマーケティング企業、株式会社マテリアルリンクスが設立されました。母体であるマテリアルグループが運営し、ソーシャルコマースやEコマース支援を行います。今回、注目されているのは、バズを生み出す力を持つ「TikTok Shop」の活用です。

マテリアルリンクスは、SNSとコマースの融合を目指し、企業やブランドに対してトータルな支援サービスを提供します。その内容には、企画立案、コンテンツ制作、クリエイターのアサイン、出店代行、ライブコマース、広告運用、そして配送に至るまで多岐にわたります。これにより、生活者との新たな接点を創り出し、顧客体験を向上させていく方針です。

代表取締役の紹介

マテリアルリンクスの代表取締役には、亀山桃子さんとインフルエンサーのKevin（ケヴィン）さんが就任しました。亀山さんは、マテリアルグループ内での昇進歴があり、特にPR発想を活かした企業のマーケティング戦略構築において豊富な経験を持つ賢人です。彼女は今後、ソーシャルコマースの先駆者として、企業と消費者の新しい体験を創造することに注力していくと述べています。

一方、Kevinさんはソーシャルメディアで20万人以上のフォロワーを抱え、コスメやスキンケアの分野で特に優れた知識を有し、インフルエンサーとしての活動を行っています。商品紹介においては、単なる販売にとどまらず、人々の心を打つストーリーを伝え、共感を生むことの重要性を訴えています。

ソーシャルコマース市場の拡大

近年、ソーシャルコマース市場は急成長を遂げており、2030年には約6兆ドルの規模に達する見込みです。特にライブコマース市場は、2025年までに約4,000億ドルの規模に拡大すると予測されています。この流れに乗り、マテリアルリンクスは、国内市場での活動の他にも、越境ECやインバウンド需要を見越したサービスの強化に取り組んでいくとしています。

TikTok Shopのトータル支援サービス

マテリアルリンクスでは、「TikTok Shop」に特化した支援サービスとして、クリエイターの起用やコンテンツ制作を統合的にサポートします。また、PR手法を基にしたストーリーテリングによって、ブランドの世界観と購買体験を融合させることを目指しています。この時代においては、ただモノを売るのではなく、心に響くストーリーを通じて消費者との関係を深めることが求められています。

今後の展望

今後、マテリアルリンクスはグループ企業の得意分野を結集し、ソーシャルコマースおよびEコマースの領域におけるマーケティング支援事業をさらなる発展へと導いていく考えです。また、国内市場にとどまらず、国際的な展開も視野に入れることで、新たなビジネス機会を創出し続けます。

まとめ

このように、株式会社マテリアルリンクスの設立は、ソーシャルコマースの未来を見据えた重要なステップです。亀山桃子さんとKevinさんのリーダーシップのもと、今後どのような新しい価値が生まれるのか、ますます目が離せません。ソーシャルメディアと購買体験を仲介し、生活者との強固な関係を築くこれらの取り組みに期待が高まります。