コンテックが発表した新製品「BX-T5000シリーズ」
株式会社コンテックは、このたび新たな組み込み用ボックスコンピュータ「BX-T5000シリーズ」の発売を発表しました。本製品は、第13世代インテル® Core™ プロセッサを搭載しており、高性能でありながら省スペース設計が実現されています。受注は本日から開始され、特に日本市場向けのモデルが取り扱われています。今後、海外モデルも続々と登場する予定です。
ハイパフォーマンスと省スペースの実現
BX-T5000シリーズは、厚さ約30mm、サイズはA5用紙に近い182mm×155mmのコンパクトな設計です。この薄型のボックスコンピュータは、ファンレス設計が特徴で、広い温度範囲(-20 ~ 55℃)で安定的に動作します。これにより、さまざまな場所で使いやすく、特に組み込み用途やエッジサーバーでの利用が期待されている製品です。
各モデルのラインナップ
BX-T5000シリーズは、以下のモデルが用意されています:
- - BX-T5000-J3330030: Core i5プロセッサ、DDR5 16GB、ストレージ256GB SSD
- - BX-T5000-J3330035: Core i5プロセッサ、無線LAN搭載、DDR5 16GB、ストレージ256GB SSD
- - BX-T5000-J2230030: Core i3プロセッサ、DDR5 8GB、ストレージ256GB SSD
- - BX-T5000-J2230035: Core i3プロセッサ、無線LAN搭載、DDR5 8GB、ストレージ256GB SSD
これらのモデルを通じて、異なるニーズに応じた選択肢を提供しています。また、海外向けモデルも同様にCore i3およびCore i5を搭載し、ニーズに対応する準備が整っています。
充実したインターフェイス
BX-T5000シリーズは、豊富なインターフェイスを装備しています。3つのLANポートやDisplayPort、HDMI、USB 3.2 Gen2などを搭載し、さまざまな周辺機器との接続が容易です。また、CPU統合型の高性能グラフィックコントローラIntel® Iris Xe Graphicsを搭載しているため、4K映像のスムーズな再生を可能にし、デジタルサイネージなどの用途にも最適です。
電断プロテクト機能の搭載
BX-T5000シリーズには、新たに「電断プロテクト」機能が搭載されているのも大きな特長です。この機能により、電源障害が発生してもデータを保護し、安全に電源を落とすことができます。Windows IoT Enterpriseとの連携により、シャットダウン処理なしで安全に運用できます。
環境に優しい設計
ファンレス設計は、保守点検業務の負担を軽減するだけでなく、ホコリや異物の侵入リスクを減少させ、長期間安定した運用を可能にします。このような設計は、様々な産業分野での活用が期待されており、導入コストの低減にも寄与することでしょう。
結論
コンテックの「BX-T5000シリーズ」は、ハイパフォーマンスな組み込み用ボックスコンピュータとして、多くの利点を提供しています。コンパクトでありながら高い処理能力を持ち、幅広いニーズに応える製品として注目されています。今後の市場展開が楽しみです。
詳細情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。