高校生が主催する能登・ウクライナ復興支援プロジェクト
地域支援と国際支援が交わる新たな試みが、埼玉県で実現します。おおぞら高校川越キャンパスに通う生徒たちが中心となって運営するボランティア団体「おおぞらサロン」と、地域の若者たちが集う「若者のふくし研究会」が共催する「能登ウクライナ支援マーケット」が、12月13日(土)に開催されます。このプロジェクトは、能登半島地震の被災地復興と、遠く離れたウクライナの人々を支援することを目的としています。
活動の背景
「おおぞらサロン」は、川越地区の高校生たちが地域の人々とのつながりを支援し、社会課題に積極的に取り組もうという思いから結成されました。若者たちは地域の特色を活かしたイベントを企画し、協働を通じて社会的な意義を生み出すことを目指しています。今回の支援マーケットでも、彼らの創意工夫と熱意が見込まれています。
プロジェクトの目的
このマーケットイベントは、能登地方から仕入れた特産品の販売と、ウクライナの伝統工芸品を含むアクセサリーの販売を通じて、地域活性化に寄与すると同時に、被災地とウクライナへの支援を直に行います。12名の在校生が企画や準備、運営に関わり、若者が主体的に地域の課題に取り組む姿勢を示しています。
実施概要
- - イベント名:能登ウクライナ支援マーケット
- - 日時:2025年12月13日(土)11:00〜15:00
- - 会場:イオンタウン上里
〒369-0301 埼玉県児玉郡上里町金久保字蓮山359-1
主催および協力
主催には「おおぞらサロン」と「若者のふくし研究会」が名を連ねており、多くの協力企業も参加しています。協力にも多様な企業や団体が名前を連ねており、地域全体がこのプロジェクトを支える体制が整っています。これには、イオンタウン上里やいくつかの地元企業、美容院、非営利団体が含まれています。それぞれの連携により、地域の力が結集され、支援の輪が広がります。
支援活動の内容
今回のマーケットでは、能登の特産品が販売され、売上の全てが能登半島の被災地に届けられます。また、ウクライナから取り寄せたアクセサリーの販売も行われ、これらの売上金が更なる支援につながることを目指しています。若者たちが直接その運営に携わることで、地域住民とのふれあいや相互理解が広がることも期待されています。
未来への展望
おおぞらサロンは、2024年度には社会福祉協議会への活動届出を在校生名義で行い、今後も主体的な活動を続けていく予定です。若者たちが社会に対して自らの意見を強く反映し、成果をもたらす様子は、地域社会の活性化に寄与するとともに、他の地域へと波及効果をもたらすことが期待されます。
この取り組みをきっかけに、他の地域でも若者たちが主体となった支援が広がっていくことを願っています。