鳥取県における副業推進セミナーが新たな働き方を提案

若手複業集団「BRMz」が初のセミナーを開催

2023年6月9日、若手複業集団「BRMz」は、鳥取県で「とっとり副業事例に学ぶオンライン働き方革命」というテーマの初セミナーを行いました。このイベントは、リモートでの勤務形態が普及している今、副業の重要性を再認識する目的で開催され、参加者に新たなビジネスの可能性を提示しました。

セミナーの詳細

セミナーは夜19時から21時までの約2時間にわたり、主に二人の登壇者がそれぞれの経験や戦略を共有しました。まず、プロ拠点の代表理事、松井太郎氏が、地域の経済活性化を目指した「週1副社長プロジェクト」に関するお話をしました。このプロジェクトは、地方の中小企業が都市部からのビジネス人材を副業形態で受け入れ、攻めの経営を実現するための取り組みとして、2019年度からスタートしています。

次に登壇したのは株式会社金居商店の代表取締役、金居洋子氏です。金居社長は、同社が副業人材を受け入れることで得たメリットや、経営課題の解決に向けた具体的な取り組みについて詳しく語りました。

副業人材は地域経済を活性化

「週1副社長プロジェクト」は鳥取県が進めるもので、地方創生の一環として地域経済に新たな息吹をもたらすことを目指しています。松井氏はこのプロジェクトが全国で注目を集めており、2022年には非正規雇用を含む副業人材採用数で鳥取県が全国1位に輝いたことを説明しました。この取り組みを通して、全国からビジネス人材が鳥取へと集まり、地域の企業がさらなる成長を遂げる可能性を感じられるとのことです。

参加者の声

セミナー後に参加者たちは、イベントの内容について多くの感想を寄せました。「関わっている人の熱量を対面のセミナーで感じ取ることができ、とても良かった」との声や「地方創生にBRMzを通じて関わるチャンスが広がっていると実感できた」といった意見が多数寄せられました。また、実際に企業支援に関わる中で、多くの人たちの想いが一つになっていることを感じたとの感想もありました。

BRMzのビジョン

BRMzは、20代から30代の若手複業人材を中心に、専門性をもった多様な人材が集まる集団です。彼らは経営コンサルタントとしても活動しており、良質なビジネス支援を提供しています。企業で培った力を複業という形で社会に還元したいという理念を持つBRMzは、これからも地域経済の活性化に向けて力を入れていきます。

結論

「とっとり副業事例に学ぶオンライン働き方革命」セミナーは、参加者に新たな働き方のウィンドウを開いたと言えるでしょう。BRMzの取り組みを通じて、地方創生と経済活性化に向けたさまざまな可能性が見えてきました。これからの日本における副業の重要性が再確認される中、地域に根ざしたビジネスモデルが広がることでしょう。