NICEとNTTコンが連携、CXoneプランでクラウド音声サービスを開始

NICEとNTTの連携による新サービスの提供

2024年12月20日、NICEジャパンとNTTコミュニケーションズ（NTT Com）が新たなクラウド接続型の音声サービス『Arcstar IP Voice Connect NICE CXoneプラン』の提供を発表しました。これにより、企業は効率的なコミュニケーションを実現しつつ、コストの削減が可能になります。

クラウドサービスの主要機能

このサービスの導入により、電話専用の設備に必要な管理コストやスペースを大幅に削減できます。また、フルクラウド環境を活かした外線の発着信が実現し、利便性が向上します。特に特定の番号を通知する機能により、フリーダイヤルやナビダイヤルを発信者番号として利用できるため、顧客にとっても便利な選択肢を提供します。

NICEは、2022年からCXoneを日本市場に提供しており、NTT Comは2024年からその販売代理店として活動を開始しました。両社の協力を通じて、最新鋭のソリューションを日本のコンタクトセンター業界に届けることを目指しています。

技術革新と顧客体験の向上

NICEの代表取締役社長であるオリビエ・ジオレット氏は、生成AIを用いたシステムの進化について触れ、NTT Comとの強力なパートナーシップを通じて顧客体験の向上をさらに進めていく意気込みを示しています。新しい技術がもたらす可能性は限りなく、コンタクトセンターの業務最適化が期待されます。

NICEとNTT Comの背景

NICEは企業がデータ分析を通じて賢明な意思決定を行うためのソリューションを提供しており、2万5,000社以上の企業が利用しています。フォーチュン100企業の85社もそのソリューションを取り入れ、グローバルな展開を支えています。

一方、NTT Comは1999年に設立され、ネットワークやクラウドを基盤とするインフラを提供し続けています。2022年にはドコモグループ内の法人事業をリードする企業として、情報通信技術（ICT）の多岐にわたるサービスを展開しています。

今後の展望

この新しい連携は、顧客体験の向上だけでなく、業務の効率化を実現する大きな一歩です。両社は今後も共同でサービスの深化と新技術の導入を目指し、さらなる成長を目指す姿勢を持ち続けています。顧客にとってもビジネスの成長戦略において重要な要素となり得るでしょう。

新サービスの詳細は、NTTコミュニケーションズの公式サイトにて確認できます。今後の展開についても目が離せません。

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