AI事業部の設立
株式会社I.Y.P Consulting(以下、IYP)は、AIとデータを活用した新しい解決策を提案するコンサルティング企業として、社内に新たに「AI事業部」を設立しました。この事業部は、NeurIPS'25で発表される最先端技術「Support Vector Generation(SVG)」に注力し、産業界の課題解決に向けた取り組みを行います。事業部長には、著名な研究者である大澤 昇平氏が就任し、次世代のリーダーを育成する環境が整いました。
AI事業部設立の背景
IYPはこれまで、Salesforceにおける業務改革や生成AIを用いたプロジェクトを通じて、日本企業のDXを支援してきました。しかし、多くの企業はGPUサーバや大規模なクラウド環境に依存することから、コストやエネルギー面での導入が困難になっています。そこで、AI事業部はSVG技術を活用し、計算資源に制限のある環境でも活用できるAI技術の開発を推進します。
SVG技術について
Support Vector Generation(SVG)は、大規模言語モデルを再学習することなく、凍結されたモデルをカーネルとして扱う新しい技術です。これにより、少数のデータから理由付けをした分類が可能になります。2025年のNeurIPSにおいて、大澤氏がポスター発表を行い、その詳細な技術解説も予定されています。これはGPUなしでも実装可能なため、多くの企業にとって実用的な選択肢となります。
NeurIPS'25でのキャリア相談会
IYPは、2025年12月にサンディエゴで開催されるNeurIPS'25に参加する日本人学生や若手研究者を対象に、キャリア相談の場を設けることを発表しました。参加者は、IYPの研究やSVG技術についての理解を深め、業界での活用イメージを共有できる機会を持つことができます。特に、「研究と実務の両立」を目指す学生にとって、有意義な交流の場となることでしょう。
キャリア相談の内容
1.
技術解説とデモ:SVGに関連する技術の詳細な解説を行います。
2.
少人数のキャリア相談:IYP社員と直接会話し、キャリアに関する悩みを相談できる時間を設けます。
3.
コンサルティングの現場事例:実際にIYPで行われている業務や研究との両立事例を紹介します。
このキャリア相談は選考ではなく、情報交換の場として実施されるため、気軽に参加できるのが魅力です。深い理解を持った方には、後日新卒採用の機会を提供する可能性もあります。
新卒採用について
IYPは2026年および2027年新卒の採用も計画しています。2026年卒では若干名のAIエンジニアやデータサイエンティストの採用、2027年卒では約20名程度を採用する予定です。この採用プログラムは、特にNeurIPS参加者を重視し、全国から優秀な人材を集める計画です。各ロールには、最先端技術の開発や実社会での応用を目的とした業務が待っています。
希望者は
AI事業部が提供する環境は、技術的なチャレンジや研究の幅を拡げる機会も豊富です。プロジェクトを通じて迅速に成果を出し、社会実装に向けた経験を積むことができるため、技術だけでなくビジネス感覚も磨かれます。20代の時間を有効に使いたい学生にとって、IYPは成長の場として最適な選択となるでしょう。
代表のコメント
代表取締役社長の崔 晉豪氏は、「IYPは今後も現場に密着した、実践的なコンサルティングを重視し続けます。NeurIPSでのキャリア相談は、将来にわたって重要な選択肢となることを願っています」と語っています。若手研究者や学生の皆さんにとって、なくてはならない支援の一環であると同時に、AIを通じて未来を切り拓く一助になることを目指しています。
終わりに
IYPのAI事業部が手掛ける新たな挑戦と、学生向けキャリア相談のイベントは、両者の未来を形成する重要なステップです。新しい技術に触れ、次世代のリーダーとしてのキャリアを考える機会を提供し、AI分野での活躍を支援します。