AWS Summit Japan 2025におけるNTT東日本の取り組み
2025年6月、幕張メッセで開催された「AWS Summit Japan 2025」では、最新のクラウド技術や活用事例が明らかにされ、日本国内におけるクラウド技術の発展が一層進化する場となりました。本イベントには、シルバースポンサーとしてNTT東日本が出展し、注目の技術を紹介しました。
注目技術①:クラウドセキュリティ「AWS WAF運用」
近年、サイバー攻撃が高度化している中で、安全なクラウド利用が求められています。特に、AWSが提供するマネージドセキュリティサービス「AWS WAF」は、Webアプリケーションに不可欠な防御策として位置づけられています。しかし、その設定や運用には専門的な知識が必要で、現場のエンジニアにとって大きな負担となっていることが多いのです。そこでNTT東日本は、通信インフラで培ったノウハウを駆使し、24時間365日のアラート監視やルールの最適化までをワンストップで支援するクラウドセキュリティサービスを提供しています。このサービスを活用することで、企業や自治体は安心してAWS環境での業務を運営できるようになります。
注目技術②:未来でんわ シン・オートコール
AI技術の進化により、チャットやテキストを基盤としたコミュニケーションが一般化しています。しかし、それでも電話での音声コミュニケーションは重要です。特に、高齢者との接点や災害時の緊急連絡手段として不可欠です。NTT東日本が開発した「未来でんわ シン・オートコール」は、AIを活用した自動応答機能と通話要約機能を備えており、慣れ親しんだ電話の使い心地を保ちつつ防災体制の向上や日常の業務効率化を支援します。
NTT東日本のクラウド支援全体像
今回のAWS Summitに参加できなかった方々のために、NTT東日本が提供するクラウド導入や運用支援サービスの全体像も紹介されました。特に、AWSやMicrosoft Azureなどの主要クラウドの認定資格を持つ3,000名以上のクラウド技術者が揃い、過去に200社以上の企業のクラウド導入を支援してきた実績があります。
この経験を踏まえ、クラウド環境の構築から移行、運用、さらに高度な情報セキュリティ対策まで一気通貫で支援し、企業規模に関係なく安心して利用できるようにしています。
参加をおすすめする方々
- - AWS環境の情報セキュリティ運用に課題があるインフラ・運用担当者
- - WAFの設定・運用を簡単に進めたい情報システム部門の方
- - 音声通話を活用したDXに関心がある自治体や企業の担当者
- - NTT東日本の注目技術に興味がある方々
このように、AWS Summit Japan 2025でのNTT東日本の取り組みは、クラウド技術の未来を切り拓くための基盤を築くものであり、今後の展開から目が離せません。