イトーキの自動ピッキングシステムが八千代台の調剤薬局に導入

イトーキの革新技術が薬局業務を支える

株式会社イトーキが提供する薬剤自動ピッキングシステム『DAP with MediMonitor』が、新たに『くすりの福太郎八千代台西口店』に納入されました。この店は、2025年6月2日にオープンしたばかりで、調剤業務における「省人化」と「安全性の向上」を目指しています。このシステムを導入することで、効率的で高品質な業務運営を実現することを期待されています。

自動化の重要性

今、調剤業務の現場では「人手不足」と「安全性の確保」が重要な課題として挙げられています。くすりの福太郎が目指したのは、これら二つのニーズの両立です。イトーキの『DAP with MediMonitor』は、省スペースでありながら拡張性も持ち合わせており、導入や運用コストも抑えられることが大きな魅力です。このシステムは薬剤師の業務の一部を非薬剤師に移行し、人件費の最適化を推進することとも相性が良く、新店舗での導入に繋がりました。

DAP with MediMonitorの特徴

納入された『DAP with MediMonitor』は、標準ユニットに拡張ユニット2台を組み合わせた形で設計されています。このシステムは、スタッカークレーンを利用して薬剤を自動で運搬する仕組みとなっており、作業者が薬剤の保管場所を覚える必要がありません。その結果として、業務の属人化を防ぎつつ、作業効率を向上させます。また、薬剤の重量を自動で計測する機能は、数量の数え間違いを防ぎ、ヒューマンエラーを大幅に減少させます。

加えて、ピッキングした薬剤の総量を自動で写真に撮影し記録として保存するアリバイ管理機能も搭載されており、調剤業務の信頼性を高める支援を行っています。

田中副本部長の期待

くすりの福太郎の調剤運営本部の副本部長である田中裕三様は、新しい店舗の立ち上げに際して、限られた人員でも高品質な調剤サービスを実現する必要があると強調しました。『DAP with MediMonitor』は自動化による業務の効率化だけでなく、過誤防止や記録保存といった安全性の向上を同時に達成可能なシステムであると評価しています。

くすりの福太郎八千代台西口店の概要

八千代市にオープンしたこの店舗は、平日9時から19時、土曜日は9時から18時まで営業しており、日曜日と祝日は休業です。新しいシステムの導入により、期待される業務の改善がしかるべき形で実現されることが期待されています。

イトーキについて

株式会社イトーキは1890年に設立された企業で、ミッションとして『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げています。オフィス家具の製造販売や空間デザイン、働き方に関するコンサルティングなどを提供し、最近では在宅ワークや公共施設、物流施設向けのソリューションまで手がけています。自社の「Tech×Design」というアプローチにより、さまざまな空間作りをサポートしており、特に安全性と機能性が求められる設備の提供に注力しています。

今回の『DAP with MediMonitor』導入が、くすりの福太郎の調剤業務において大きな変革をもたらすことを皆が期待しています。