草月いけばな展「花のメヌエット」
2025年の開催を見据え、草月流のいけばな展「花のメヌエット」が東京都港区の草月会館で行われます。本展は、創流100周年を目前に控えた草月会による特別企画で、テーマには「メヌエット」という軽やかな舞曲が設けられています。
開催概要
草月いけばな展「花のメヌエット」は、以下の詳細で開催されます。
- - 会期:2025年6月11日(水)から26日(木)までの6月の土日、または水曜日を中心にした2日間ごとの5期制(各期2日間)。
- - 時間:水曜日と土曜日は10:30から18:30まで、木曜日と日曜日は10:30から16:30までの開場です。入場は閉場の30分前まで可能。
- - 会場:草月会館 2階談話室。
- - 料金:入場は無料です。
作品の魅力
このいけばな展では、草月流の稽古を通じて育まれた師範たちによる作品群が披露されます。各師範が独自の感覚で表現する「メヌエット」に対する挑戦が、訪れる人々を魅了することでしょう。また、初代家元の言葉を受け継ぎ、「水」をテーマにした作品が会場に瑞々しさを運びます。
家元によるインスタレーション
草月会館の正面入口前では、家元が手掛ける大型インスタレーションが展開されます。2024年に開催された「花のスケルツォ」では、鮮やかなオレンジ色の竹を用い、生命の動きを感じさせる立体造形が印象的でした。今回の「花のメヌエット」では、優雅で軽やかな舞曲のように、都市に浮かび上がる風景を生み出すことが期待されます。
勅使河原茜家元のメッセージ
草月流第四代家元の勅使河原茜氏は、初夏の光、水、花を感じながら生み出される作品の魅力について語っています。特に、2階の談話室での開催は、その独特な空間が自由で瑞々しい作品を生み出す場となることを強調しています。彼女の言葉の中で、「軽快で表情豊か」をキーワードにし、訪れる人々には清々しさと祝祭感が伝わることを願っています。
草月流の背景
1927年に創流された草月流はいけばなの新しい形を追求しています。初代家元の勅使河原蒼風は、形式にとらわれない自由な表現を求め、現在でもその理念は受け継がれています。草月流のいけばなは、個性を尊重し、時代に合わせて変化し続けており、私たちの日常生活に美と安らぎを提供してくれます。
お問い合わせ先
このイベントに関する詳細は、以下の通りです。
- - 主催:一般財団法人草月会
- - 運営・お問い合わせ:
- TEL: 03-3408-1156
- E-mail:
[email protected]
草月のいけばな展「花のメヌエット」で、初夏の訪れとともに、華やかな花々の舞をお楽しみください。