岡山理科大学は8月24日から26日の間、岡山県牛窓ヨットハーバーおよびその周辺の海域で、特別なヨット実習を行いました。「日本のエーゲ海」と称されるこの地での授業では、基盤科目「自然と健康・スポーツ科学Bヨット」が集中講義として実施されました。参加したのは、ヨット初心者の学部生と大学院生たちです。
実習の初日と2日目には、海の安全講習やロープワーク、そしてヨットの艤装について学びました。また、帆走技術として「タッキング」や「ジャイビング」といった基本的な技術を身につけることにも重点が置かれました。さらに、ヨットハーバー沖合に設置したマークブイを基にした回航を行い、実際の環境で技術を磨く時間もありました。
3日目には、学生たちは期待に胸を膨らませながら、自らがディンギー(小型ヨット)に乗り込みました。目的地は2キロ沖合に位置する無人島の黒島です。往復でのクルージングや黒島一周のクルージングレースにも挑戦し、それぞれが風や潮を読みながら、戦略を立てて帆走しました。
この日、学生たちが体験した海の感覚は特別なものでした。予想以上の帆走スピードに、歓声が広がります。自然の中で一体感を感じるこの瞬間は、彼らにとって忘れられない経験となったことでしょう。実習の最後には、日焼けした学生たちが充実感に満ち溢れた笑顔で振り返る姿が印象的でした。そして、彼らのセーラーとしての成長を感じさせる瞬間でもありました。
このように、岡山理科大学は学生の実践的な学習を大切にし、自然と触れ合うことで、スポーツ教育に力を入れています。今後もこのような貴重な体験を通じて、学生たちの成長を支えていくことでしょう。最新の活動や情報については、公式サイトでも紹介されています。岡山理科大学では、学生生活や入試情報など、多岐にわたる内容を提供し、学びの場として活気に満ちています。