児童書の名門、福音館書店が東京都中野区に本社を移転

福音館書店、本社移転のお知らせ



1948年に金沢市で創業した「福音館」は、創立以来、児童書の出版を通じて多くの子どもたちに夢と感動を届けてきました。しかし、2025年12月15日、東京中野区へ本社を移転することが決まりました。その背景には、事業のさらなる進展を図る意図があります。

移転の背景



福音館書店は、1952年に法人化され、東京都杉並区からスタートを切りました。1984年には、東京都文京区本駒込に移転して以来、40年以上にわたって児童書の出版活動を続けてきました。この間、名作絵本や創作童話を発信し、多くの家庭に親しまれてきたことは、業界内外でも広く知られています。

そして、時代と共に変化する市場や技術革新に順応するため、さらなる成長を見据えて東京都中野区への移転が決定されました。新社屋は、中野坂上駅から徒歩1分という利便性の高い場所に位置し、今後の経営基盤をより一層強化することが期待されています。

福音館書店のこれまで



1935年にカナダの宣教師によって設立されたこの書店は、「子どものための本」を主に扱っており、その理念は今も変わっていません。『ぐりとぐら』や『はじめてのおつかい』などの名作は、子どもたちにとってのスタンダードとなりつつあり、最近では『ピーターラビットの絵本』や『エルマーのぼうけん』といった海外作品も国内に広めています。

編集長の松居直氏が1956年に『こどものとも』を創刊した際から、質の高い絵本の刊行に注力してきました。その内容は、子どもだけでなく、大人も感動できるような作品造りを目指しています。これは、福音館書店が常に持ち続けている信念でもあり、今後もこの姿勢を貫いていくことでしょう。

移転後の展望



本社移転後も、福音館書店はこれまで培ってきた創作文化を大切にし、さらに新しい物語を子どもたちに届けていく計画を立てています。移転先は、東京都中野区本町2-46-1の「中野坂上サンブライトツイン」という新しいオフィスビルにあるため、見通しも開け、業務範囲を広げる好機となるでしょう。この変化により、新たな作品とイノベーティブなアイデアが次々と生まれることが期待されています。

地域の方々には、長年のご支援に感謝し、新たな移転先でも良質な出版活動を続けることをお約束します。もし訪れる機会があれば、ぜひ新社屋にお立ち寄りください。新しい福音館書店の未来をともに感じていきましょう。

新たな本社が創造する未来に向け、今後の福音館書店にご期待ください。

会社情報

会社名
株式会社 福音館書店
住所
東京都文京区本駒込6-6-3
電話番号
03-3942-2151

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