サステナブルな取り組み、地域とともに
2025年4月26日、SAGAアリーナで行われたBリーグの一戦、佐賀バルーナーズ対大阪エヴェッサ戦の試合に合わせて、特別なイベント『サステナブルゲームチャレンジ』が開催されました。このイベントは、地域社会のコラボレーションをテーマに、NPO法人唐津Farm&Food、佐賀県立唐津南高校の「虹の松原プロジェクトチーム」、そして佐賀バルーナーズDAOのパートナーシップによって成り立っています。
アップサイクルコースター制作ワークショップ
会場では、地域住民から回収されたペットボトルキャップを使った「バルたんコースター」の制作ワークショップが行われ、多くの来場者が参加しました。このワークショップは、唐津南高校の生徒たちとDAOメンバーによって運営され、参加者は自らの手で約100枚のコースターを制作しました。そのうち、50枚は成形機を使ってその場で完成しました。
注目すべきは、佐賀バルーナーズの選手、チェイス・フィーラーもサプライズでこのワークショップに参加したことです。彼は子どもたちと一緒に手を動かし、完成したコースターを誇らしげに掲げる姿が印象的でした。会場は彼の参加に歓声が上がり、参加者全員が一体感を感じられる瞬間となりました。
環境問題への関心を促すHEROs PLEDGE
さらに、同イベントでは、全国的なプラごみ削減キャンペーン「HEROs PLEDGE」のブースも設置され、参加者は自身のスマートフォンで手軽にプレッジ登録を行うことができました。登録者にはエコバッグなどの特典も用意され、多くの人が環境問題に対して参加意識を高めました。これにより、環境教育の普及が目指されています。
高校生たちによる初の環境発表
また、今回のイベントの特筆すべき点は、唐津南高校の学生たちによるアリーナ内での環境発表が行われたことです。彼らはプラスチックごみ問題に対する自らの取り組みを発表する機会を与えられ、高校生が公式戦の場でこのようなメッセージを発信するのは初めての試みです。参加者は彼らの情熱的な発表に耳を傾け、未来の環境問題に対する意識が高まるきっかけとなりました。
地域から広がるサステナブルな文化
このイベントは単なるスポーツ観戦に留まらず、参加者が資源の循環と環境問題への理解を深める素晴らしい機会となりました。子どもたちから大人までが一緒に手を動かし、未来の資源をつなぐ体験を共にし、参加者の中にサステナブルな文化が根付くことを目指しています。
今後も唐津Farm&Foodと佐賀バルーナーズDAOは地域密着型のサステナブルな取り組みを進めていき、より環境負荷の少ない未来を築くための活動を続けていきます。このようなプロジェクトが人々の意識を変え、地域コミュニティ全体がサステナビリティに向けて連携することが重要です。ぜひ、この取り組みを応援し、次世代に向けた持続可能な未来を共に創っていきましょう。