マンガで警備の魅力を探求するプロジェクト
東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)が、ALSOK千葉とのコラボレーションにより進行中の産学連携プロジェクトをご紹介します。このプロジェクトは、警備業務の実態をより広く理解してもらうことを目的とし、学生たちがオリジナルマンガを制作しています。
プロジェクトの背景
ALSOK千葉は、地域社会の安全を守る重要な役割を担っていますが、警備業務の実際について一般の方々に正しく理解されていないという課題を抱えていました。「警備の魅力や業務内容をもっと多くの人に知ってもらいたい」という思いから、TCAにマンガ制作を依頼しました。
学生たちの挑戦
このプロジェクトは、3年生のマンガ専攻の学生たちによって進められています。彼らは、警備の仕事を親しみやすく、かつ正確に伝えるためにキャラクター設定やストーリー構成に取り組んでいます。審査会では、8名の学生が一次審査を通過し、次に進むことが決まりました。
審査の流れ
4月のオリエンテーションから始まったこのプロジェクトでは、学生たちはコマ割りやキャラクターシートを制作。審査の際には企業の担当者から直接フィードバックを受ける貴重な経験をしました。評価を受けることで、作品のブラッシュアップが期待されています。
現場のリアルな声をもとに
今後、警備員への取材も行う予定です。現場の声を直接聞き取ることで、よりリアルで説得力のあるマンガを仕上げることを目指しています。学生たちも「警備の仕事を正確に理解し、誤解なく描きたい」と意識を高め、制作に臨んでいます。
実践的な教育の重要性
東京コミュニケーションアート専門学校では、実際の企業からの課題を通じて学生に実践的な教育を行っています。このようなプロジェクトを通じて、社会課題をマンガという形式で表現する技術だけでなく、“プロとしての伝える力”を養う貴重な経験を提供しています。今後も業界との連携を深め、生徒たちの「好き」を仕事に結びつける教育を続けていく方針です。
学校の概要
TCAは、東京都江戸川区に位置する専門学校です。イラストやゲーム、CG、アニメ、デザインなど多岐にわたる専門分野を持ち、産学連携プロジェクトや業界のプロによる指導を通じて、実践力を高める教育を行っています。就職率やデビュー支援にも定評があり、多くの学生が夢を実現しています。
これからも、TCAは新たな挑戦を続け、学生たちのクリエイティブな能力を引き出していきます。